ウクライナの地上戦で戦車が目立つが、ロシア戦車は最新式も含め、上空からのドローン攻撃に弱く、簡単に破壊される映像が毎日の様に公開されている。欧米は、ドイツのレオパルトや米国のブラッドレーを供給し、ウクライナの攻撃力を強力な物にしているが、
そんな中でスウェーデンからの Swedish Strv 122改良型戦車が高評価を得ている。スウェーデン製では、ロシア戦車でドローン攻撃の弱点とされた、これまで一般的だった砲塔上部のハッチを強化し、電動スライド式にするなどの改良、対地雷装備の強化などの改良を行い、結果的に従来式より相当重く成っているが、現在もっとも進化した戦車と言われ、この最新鋭戦車の登場にプーチンも激怒したとの記事もある。記録映像 記録映像:ウクライナの戦場からスウェーデンの戦車を盗もうとして失敗したロシア軍Russia Tries Stealing a Strv-122 -- Get Destroyed:

また、スウェーデン製アーチャー自走榴弾砲(アーチャーじそうりゅうだんほう、FH77BW L52、英語: ARCHER Artillery System)もウクライナの実戦で大きな成果を上げているとされ、従来の六輪駆動から現在は八輪駆動に改良されている。主砲の口径は155mmだが、標準榴弾からGPS誘導砲弾エクスカリバーまで使用でき、射程は30~60kmで、標準砲弾の使用で、ロシアの電磁攻撃にも慣性飛行で正確に目的を破壊していると言う。八輪駆動になった事で、悪路での機動性が増したと言われ、日本の自衛隊も八輪駆動を使用している:写真右下。

各国から古いタイプの装備が供給される中、スウェーデンが積極的に改良型を投入しているのが注目される。ウクライナでの実績や経験を、いち早く自国の防衛に反映させていると言う事だろう。これらの最新兵器が、ハルキウKharkivでのロシア軍撃退に大きな効果を上げたとされている。スウェーデンは自国で開発した小型ジェット戦闘機も持ち、以前から軍事兵器の輸出では北欧の中でも突出した存在である。中立だったスウェーデンをNATO加盟に向かわせたのは、プーチンの大きな失策と言われている。スウェーデンの加盟で、バルト海はNATO加盟国に包囲され、ロシアはそこの制海権、制空権を失い、飛び地カリーニングラードKaliningradへの補給、艦船の寄港も難しくなった。結果的にバルト3国の防衛力が大きく強化されたと言われている。 参考:Finally! Ukrainians destroyed all Russian fronts in Kharkiv with help of US! Russians fled en masse!:過去ブログ:2024年7月バルト3国 ロシア電力網との接続遮断:4月ロシア見据え北欧、バルト、欧州諸国で徴兵、軍備見直し:
ウクライナ戦争を機に、戦術に大きな変化が起きたのは事実で、日本
の自衛隊も無人機、車両搭載レーザー兵器の開発加速化、さらに無人機対策でレーザー兵器を米国と共同で開発すると最近公表された。参照記事 参照記事 右は、自衛隊の19式装輪自走155mmりゅう弾砲 参照記事 、、、上記の様な現実から、今後トランプ政権がウクライナ支援の予算を削減したとしても、ウクライナは欧州NATO加盟国や日本等の支援、凍結したロシア資産の利子から500億ドル(約7兆8500億円)をウクライナが受け取ることで主要7カ国(G7)が合意していることから、ウクライナは資金繰りで安定を維持できるのではとの見解もある。米国が、充分な衛星監視さえ継続すれば、、。ロシアが核を使用すれば話は別だ、使えば、インド、中国、イランも敵に回るだろう。すでにベラルーシは、ロシアの軍事作戦への協力を拒む態度に出ていると言われるが、火の粉を払うだけでは生き残れないのでは、、。






