
ロシア電力網からの離脱は、エネルギーのロシア依存からの脱却を実現する上で重要な一歩となる。3国は2022年のウクライナ侵攻を受け、ロシアからのガスと電力の購入を停止してきた。ただ電力網に関しては、安全上および技術的な理由から設備は維持されていた。しかし3国は来年2月7日、ロシアおよびベラルーシと接続されている送電システムを遮断し、その2日後にEUの電力網にポーランドPoland経由で接続する。
露産天然ガスの一部は、今もウクライナ経由で欧州へ売られている(右図 参照映像記事より 赤い実線、点線は停止中) 参照記事 参考:Can the Baltic States Do Without Russian Electricity?:過去ブログ:2024年6月中国報道官、幼稚な論理でG7に噛みつく NATOは防衛結束強化:3月スウェーデンNATO加盟とNATOの地理的優位:2月ロシアの近代史と今 まとめ:2月自国産天然ガスで冬を乗り切るウクライナと経済苦のロシア:1月エリツィン政権でロシア誕生とプーチン・ロシアの出発と今:、、、、すでに購入を停止している電力網との遮断が何を意味するのか?バルト3国が、今後するであろう、ウクライナのロシア領内の変電所攻撃に理解を示したとも取れる。敢えて遮断を公表した事で、何かウクライナの、或はNATOの今後の戦略に関係していると思うのだが、、、。サイバー攻撃を警戒したのかとも思ったが、送電システムに詳しくないので分からないが、通信基地に使える国境付近の鉄塔を、ウクライナが破壊する可能性は在るだろう。