221114_Herdt_NATO_Mapエストニア、ラトビア、リトアニアEstonia, Latvia, Lithuaniaのバルト3国baltic countriesは2024年7月16日、来年2月をもってロシアの電力網との接続を遮断する方針を同国とその同盟国ベラルーシに通告したことを明らかにした。3国はかつてソ連の支配下にあったが、1991年に独立。現在は欧州連合(EU)と北大西洋条約機構(NATO)の加盟国で、ロシアの侵攻を受けるウクライナを強く支持している。

20221130-can-the-baltic-ロシア電力網からの離脱は、エネルギーのロシア依存からの脱却を実現する上で重要な一歩となる。3国は2022年のウクライナ侵攻を受け、ロシアからのガスと電力の購入を停止してきた。ただ電力網に関しては、安全上および技術的な理由から設備は維持されていた。しかし3国は来年2月7日、ロシアおよびベラルーシと接続されている送電システムを遮断し、その2日後にEUの電力網にポーランドPoland経由で接続する。

602e1f8b露産天然ガスの一部は、今もウクライナ経由で欧州へ売られている(右図 参照映像記事より 赤い実線、点線は停止中) 参照記事 参考:Can the Baltic States Do Without Russian Electricity?:過去ブログ:2024年6月中国報道官、幼稚な論理でG7に噛みつく NATOは防衛結束強化:3月スウェーデンNATO加盟とNATOの地理的優位:2月ロシアの近代史と今 まとめ:2月自国産天然ガスで冬を乗り切るウクライナと経済苦のロシア:1月エリツィン政権でロシア誕生とプーチン・ロシアの出発と今:、、、、すでに購入を停止している電力網との遮断が何を意味するのか?バルト3国が、今後するであろう、ウクライナのロシア領内の変電所攻撃に理解を示したとも取れる。敢えて遮断を公表した事で、何かウクライナの、或はNATOの今後の戦略に関係していると思うのだが、、、。サイバー攻撃を警戒したのかとも思ったが、送電システムに詳しくないので分からないが、通信基地に使える国境付近の鉄塔を、ウクライナが破壊する可能性は在るだろう。

 

nappi11 at 00:01│Comments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

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