

米東部ペンシルベニア州 Butler, Pennsylvaniaで2024年7月13日(日本時間14日午前7時11分ごろ)起きたドナルド・トランプ前大統領(78)の銃撃事件で、米紙ワシントン・ポストは13日、容疑者が死亡したと報じた。容疑者の身元や射殺された以外の経緯は現時点では不明だ。
記録映像 別映像 
事件現場となった選挙集会では、トランプ氏の演説が始まってから10分ほど経った時に銃声が断続的に10発ほど聞こえ、聴衆1人も死亡した。トランプ氏は耳のあたりをけがした可能性があり、現場から医療施設に搬送されたが、広報担当者は容体について「大丈夫だ」としている。
トランプ氏を支えてきた
共和党からは、強い支持の声が相次いだ。15日からはトランプ氏を正式に大統領候補に選ぶための党全国大会が予定されており、その直前でのまさかの出来事となった。トランプ前大統領は自身のSNSに「右耳の上部を銃弾で撃ち抜かれた」と投稿した。
参照記事 参照記事 参照記事 英文記事 参考:
連続写真掲載記事:

死亡した容疑者は?:トーマス・マシュー・クルックスThomas Matthew Crooks(20)は連邦捜査局(FBI)によって「土曜日の夜、ドナルド・トランプ元大統領の暗殺未遂事件の容疑者として特定された。有権者登録記録によると、彼は共和党員として登録されていた。警察はクルックス容疑者が共和党大統領候補者に発砲した動機は不明だと発表。
クルックス容疑者は、ペンシルベニア州ベセル・パークBethel Park 、Pennsylvaniaの住人で、彼は2022年にベセルパーク高校を卒業したようです。ペンシルベニア州西部のトリビューン・レビューによれば、彼はその年、国立数学科学イニシアチブから500ドルの「スター賞」を受賞したという。

彼はAR-15半自動小銃で武装していた。複数の目撃者は銃撃前に彼を目撃し、当局に通報したと述べた。容疑者は、ドナルド・トランプ氏が集会で演説していたステージから約130ヤード(約120m)離れた製造工場の屋上にいた。映像:
狙撃犯、ステージの位置:

容疑者は78歳の元米国大統領に対する狙撃の後、シークレットサービス当局者;左 によって射殺された。狙撃者は有利な地点から元大統領を遮るものなくはっきりと見ることができた。伝えられるところによると、銃撃犯の無力化を担当した対狙撃チーム:左 は、観客の後ろにある近くの建物の屋上から反撃した。
英文記事 英文記事 英文記事 ニュース映像 英文記事 別記事によれば、容疑者はソーシャルメディア

で「大物と共和党を憎んでいる」と述べていたとある。事件後の調べで、現場近くに在った車や自宅から爆発物も見つかった。
容疑者の
遺体写真(気の弱い方は閲覧しないでください)から、シー

クレットサービスの銃弾を頭部に受け即死だったと思われる。写真左は、近くの観客が撮った映像から、屋上で身を伏せライフルを構える容疑者。写真右では、すでに射殺されている。
容疑者の高校時代を知る人物は、彼は毎日の様に学校でいじめを受け、いつも静かなタイプで、生徒らは狩猟用の服を着て登校する彼の姿を笑っていたと言う。
参照記事 英文記事 事件のアニメメーション化映像 、、、、容疑者が数発(8発とも)撃った段階で、即シークレットサービスの狙撃要員が射殺したタイミングを考えると、すでに別な屋上にいた要員が容疑者に照準を合わせ、地上要員が容疑者捕獲に行くのを待っていたのではと想像してしまう。

また、発砲前に、観客から屋上に不審者がいるとの通報があった

とも言われ、目撃も映像も在る。映像:
狙撃犯目撃からトランプ氏搬出まで:
軽症とは言え元大統領が負傷し、観客が一人死亡、二名が重症で、8発の発砲を許したあれば、シークレットサービスの対応が万全だったか疑問を感じる事件だ。連続する銃声から思った事だ。
トランプ氏は英雄扱いで、本人も熱心な支持者たちも、

前大統領が助かったのは神のおかげだと主張している。右上のような写真が流出している。銃弾を受けた後、拳を突き上げたトランプ氏は「ファイト!」と連呼していた。この写真の情景は、筆者には硫黄島を思い出させる。左は、米国で戦争債権の購入と国民の一致団結を促すポスターとして1945年に制作された。過去ブログ:2021年8月
タリバンが米軍装備身に着け「硫黄島に星条旗掲げる写真」を模倣:映像:
軍隊仕様の銃『AR15』とは?動機は?共和党員20歳男がトランプ氏“銃撃”事件の全容は【報道ステーション】(2024年7月15日):
2024年7月16日:
BBC トランプ前米大統領の暗殺未遂、警備はなぜ防げなかったのか:
トランプ候補、「神に助けられた」と本人も支持者たちも: