2024年7月1日午後4時、奈良県立医科大学が記者会見を開き、輸血用の血液を人工的に作ることに成功したと発表した。「世界初となる、血液型を問わず投与できる人工血液が日本で開発された」と伝えた。開発に携わった研究陣は「1時間だけでもこの人工血液でもたすことができれば、その間に病院に搬送し次の措置につなげられる」「人類の健康福祉に貢献できるのでは」とコメントしている。
奈良県立医科大学は、血液の中でも酸素を運搬する赤血球の開発に成功し、「保存期限が切れて廃棄する血液からヘモグロビンだけを抽出し脂質膜で包みカプセルの形にしたもの」「最大の長所は、血液型を問わず誰にでも投与できること」だと説明している。 奈良県立医科大学 酒井宏水教授※製造担当は、「海外を見渡しても現在使えるものはまずない。人類の健康福祉に貢献できるのではないか」「こちらが、開発しております人工赤血球製剤です。人の血液の代わりになる、酸素を運搬する製剤です」と、紫色の液体を公開した。ニュース映像 参考:『人工赤血球』なぜ紫色?血液型問わず輸血でき5年保存も…開発者が解説: