5d15aa21西アフリカ全土の政情不安が移民の原動力となっている。紛争や暴力は日常生活を混乱させ、個人の安全に重大な脅威をもたらし、マリ、ナイジェリア、ブルキナファソなどの国々は、大規模な人口移動を引き起こしている反乱やテロ組織と格闘している。
2023年7月のクーデター中、ニジェール軍はモハメド・バズーム大統領を打倒し、すでに過激派による暴力に対処している国の安全保障上の懸念を悪化させた。マリ、ニジェール、ブルキナファソなどのサヘル諸国は、イスラム・マグレブのアルカイダ(AQIM)や大サハライスラム国(ISGS)/サヘル・プロヴァンスなどのイスラム過激派組織による深刻な安全保障の脅威に引き続き直面している。これらの反乱は、広範な暴力、避難民、人道危機を引き起こした。
Boko-Haram国際移住機関(IOM)によると、チャド(chad,仏:Tchad)南西部のチャド湖流域Lake Chad Basinではボコ・ハラム Boko Haram関連の暴力により200万人以上が国内避難民となっている。65434684_66ナイジェリアNigeria北部は、ボコ・ハラムとその分派組織「イスラム国西アフリカ州(ISWAP)」による攻撃に引き続き悩まされ、最近6月29日、同国北部の町が4人の女性自爆テロ犯による攻撃を受け、20人以上が死亡した。多くが貧困から過激派に参加するが、汚職、効果的な法執行機関の欠如、劣悪な公共サービスなどのガバナンス問題も人々の流出を促し、国連難民機関UNHCRによれば、ギニアやコートジボワールなどの国における政治的弾圧や市民的自由の欠如も多くの人々をより安全な地域への避難を強いているという。、、、。参照記事 英文記事 過去ブログ:2024年6月米軍がアフリカでのイスラム過激派拡大に警鐘:2023年7月「ロシア・アフリカ首脳会議」でのプーチンの反応
、、と、西アフリカ・モーリタニアMauritaniaからの移民が急増している理由の記事を読んでいると、違法移民船が転覆し、89人が死亡とのニュースが入ってきた。周辺国が海上取り締まりを強化している為、違法移民がモーリタニアに集中していると言われている。ニュース映像 
FireShot Webpage Screenshot #1405 - '89 Migrants Dアフリカ西部モーリタニア沖で移民を乗せた船が転覆し、少なくとも89人が死亡したと、2024年7月4日に報じられた。船は大型の伝統的な漁船で1日に転覆。モーリタニア沿岸警備隊が移民らの遺体を回収し、5歳の女の子を含む9人を救助したと同隊は発表した。転覆した地点は、同国南西部の首都ンディアゴMauritanian capital Nouakchottの沖合約4キロの大西洋上だった。

cdc500af50cf798dac9998026fb7551e564cc365船はガンビアとセネガルの国境を6日前に出発し、欧州を目指していた。モーリタニア沿岸警備隊が生存者を引用して伝えたところによると、少なくとも170人が乗船していたという。アフリカ西部からは毎年、数千人の移民が欧州での職を求めて大西洋や地中海での危険な航海に乗り出している。

国際移住機関(IOM)の今年の報告によると、大西洋からの渡航は欧州に到達するまで時間がかかり特に危険とされる(スペイン領カナリア諸島までで約1000キロ)。移民らはしばしば洋上で長期にわたり身動きが取れなくなるが、乗っている船はその種の航海に適さず、そうした状況に特化した救助作業も行われていないという。参照記事 過去ブログ:2023年7月「ロシア・アフリカ首脳会議」でのプーチンの反応



nappi11 at 00:02│Comments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

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