2024年05月18日  犯罪 欧州 EU

FireShot Webpage Screenshot #1302 - '(WEBP Image, 1442024年5月16日_uFF0Fスペイン、首都マドリードの警察本部、押収したメタンフェタミンとメディア関係者(AP通信)スペイン警察は2024年5月16日、メキシコのシナロア・カルテルが管理するメタンフェタミン流通ネットワーク a major methamphetamine distribution network of the Mexican Sinaloa cartel を解体し、1.8トンの違法薬物を押収したと発表した。1回の摘発量としては過去最大規模だという。

警察の広報担当は記者団に対し、「バレンシアValenciaの人里離れた場所にある家屋を使ったメタンフェタミンを密輸したメキシコ人1人、スペイン人3人、ルーマニア人1人を逮捕した」と語った。また広報担当は「バレンシアの6つの物件を家宅捜索し、数百万ユーロ相当のメタンフェタミン約1.8トンを押収した」と述べた。

75971757-12574291-image-a-17_1695992027102合成麻薬Synthetic drugs メタンフェタミン(俗称メス、スピード、チョークなど)はアンフェタミンより依存性が強く、簡単に作ることができるため、アヘンやヘロインに取って代わり、東南アジア・中東・西欧の主要な違法薬物となった。警察によると、このグループはバレンシアの拠点にメタンフェタミンを保管し、車を使って近隣諸国にそれを送っていたとみられる。

これまでスペインンにシナロア・カルテルの拠点は無いと思われてきたが、広報担当は欧州に居るシナロア・カルテルがスペイン国内に麻薬密売拠点や製造拠点を造ろうとしていると指摘した。捜査は継続中であり、さらなる逮捕者が出る可能性もあるという。参照記事

左は、2021年資料で、南米から欧州へのコカインCocaineの密輸ルートで、摘発された場所ではロッテルダム(オランダ)、アントワープ(ベルギー)が多く、スペインでは丁度バレンシア地域が赤丸でポイントされている。南米からは主に海上輸送で密輸されている。参照記事 過去ブログ:2024年2月過去最大量の合成麻薬の摘発 ミャンマー、メキシコ2023年4月メキシコ麻薬カルテル勢力分布図2023 年3月~:2019年7月中国雲南省でメタンフェタミン密輸摘発:6月中国の麻薬常習者5.8%減少でも240万人: 参考:覚醒剤とは

 



nappi11 at 00:01│Comments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

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