2024年05月16日  犯罪 欧州 EU
000010554index。。スロバキアのロベルト・フィツォRobert Fico)首相(59)が2024年5月15日、中部ハンドロバ(Handlova)で政府の会合に出席した後に銃撃された。同国政府によると、フィツォ氏は腹部など5発発砲されて負傷し、深刻な容体。病院で会見したマトゥーシュ・シュタイエシュトク(Matus Sutaj Estok)内相は「首相の容体は深刻で、生命が危険な状態。まだ手術室にいる」と語ったが、一命は取りとめたようだ。また、容疑者の身元について、メディアの報道通り71歳の作家ジュライ・チントゥラ Juraj Cintula だと認めた。フィツォ首相は去年10月に首相に就任し、選挙戦ではウクライナへの軍事支援停止を主張し、ロシア寄りとされ、プーチン氏を挑発して侵攻させたとしてウクライナを「ナチとファシスト」と非難し、ロシアの侵略を容認していた。

FireShot Webpage Screenshot #1300 - 'Assassination AttemptFireShot Webpage Screenshot #1299 - 'スロバキア首相、銃撃され重体 容疑者左の右は、撃たれた直後の首相:中央 映像では、白髪の男が数回発砲した後、地面に押さえつけられ、手錠をかけられる様子が目撃されている。暗殺の瞬間の記録映像:Assassination Attempt on Slovakia Prime Minister Robert Fico  記録映像 

報道によると、容疑者は中部レビツェ(Levice)市在住の作家で、「DUHA(虹)文学クラブ」の創設者。3冊の詩集を出版しており、スロバキア作家協会の会員だという。スロバキア作家協会はフェイスブックの公式ページで、容疑者が2015年から会員であることを認めた。また銃撃犯だと確認されれば、「この卑劣な人物の会員資格を直ちに取り消す」と付け加えた。

FireShot Capture 89 - Slovakia Prime__FireShot Webpage Screenshot #1298 - 'スロバキア首相容疑者の息子はスロバキアのニュースサイト「aktuality.sk」に対し、「父が何を考え、何を計画し、なぜこのようなことが起きたのか、まったく分からない」と語った。容疑者は合法的に登録して銃を所有していたという。また、容疑者はフィツォ氏を憎んでいたのかという質問に対し、息子は 「父は彼(フィツォ氏)に投票しなかった。それしか言えない」と答えた。

Juraj-Cintula-1200x800 容疑者 Juraj Cintula は8年前にインターネットに投稿した動画で「世界には暴力と武器があふれている。人々は頭がおかしくなっているようだ」と述べていた。また、この動画の中で移民や「憎悪と過激主義」への懸念に触れ、欧州各国の政府には「この混沌(こんとん)に代えて打つ手がない」とも話していた。さらにレビツェで「暴力反対運動」という団体を立ち上げたとも述べていた。  この団体はフェイスブックで「社会における暴力のまん延を防ぐことを目的とする新興政党。欧州における戦争と憎悪のまん延を防ぐ」と自らを定義している。参照記事 参照記事 参照記事 参考過去記事:スロバキア、 ロシア寄り政権誕生の可能性   



nappi11 at 11:08│Comments(1) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

コメント

1. Posted by 甲東   2024年05月16日 15:08
ヨーロッパもガタガタになり始めているのだろう。多くの指導者達が偏固だもの。
素っ頓狂の方が未だ増しなんだろうか・・・

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