

アマゾンの倉庫に2024年4月16日、90センチ角の段ボール箱が届いた。返品の作業用ブーツとともに、おびえた様子の猫が出てきた。
日頃から猫の救済活動に取り組んでいた従業員のブランディ・ハンターBrandy Hunter,さん右 が呼び出され、少しずつ慣れさせて家に連れ帰った。翌日獣医にみせたところ、軽い脱水症状以外に異常はなく、飼い主の情報が入ったマイクロチップを装着していることが分った。
ユタ州に住む飼い主のキャリー・スティーブンス・クラーク Carrie Stevens Clarkさん:左の左 はそのころ、1週間前から行方不明になった6歳の猫「ガレナGalena」を必死に捜していた。カリフォルニア州から猫を見つけたと電話があり、家中が泣き笑いの嵐になったという。夫妻はすぐに翌日の飛行機の手配をすると、1,000km離れたカリフォルニアへと飛んだ。そして現地に到着すると、すぐに獣医師のオフィスでガリーナと再会を果たした。夫妻はガリーナを連れ、10時間のドライブの末ユタ州の自宅へと帰った。
クラークさんによると、ガレナはもともと箱に入って遊ぶのが大好きだった。4月10日に夫のマットさんがブーツの荷造りをした時、ふたを閉じた状態で別室へはさみとテープを取りに行ったすきに、ガレナが中へ入り込んだとみられる。荷物はそのままテープで封をして発送された。箱のつなぎ目にすき間があったため酸欠にならず、暑くも寒くもない気候だったという幸運が重なって、ガレナは無事に倉庫までたどり着いた。参照記事 参照記事 英文記事 英文記事、映像記事、、偶然だが、返品した数足のワークシューズの内、ひとつのブランド名は「CAT」だった。多分右の様なシューズ。大手ニュースサイトのCNNや英国紙は、好んで、この手の動物ニュースを大きく配信する。日本のニュースメディアには、今もそんな余裕は無いようだ。殺伐としたニュースの多い中、こういう出来事にホットとさせられるのだが、、。日本のメディアは、もう少し社会心理学social psychologyの学習をするべきだ。