過去ブログ:2016年10月今度はロバを買いあさる中国 アフリカ:で記事にした中国のロバ皮の大量消費について、ロイター紙が2024年4月28日記事で、今も続くと取り上げている。
動物福祉団体や獣医学の専門家によると、中国でロバの皮は「阿膠(あきょう)」と呼ばれる漢方薬に使われている。この薬に対する需要が中国で増加しており、毎年数百万頭ものロバが殺される事態になっているという。ロバの皮から抽出したゼラチンを使って作られる阿膠は、中国で食品や美容製品に欠かせない成分だ。増血作用や免疫システムの改善、病気の予防に役立つと多くの中国人消費者に信じられている。
ロイターは獣医師や学者を含む10人以上の専門家に話を聞き、ロバに大きく依存しているアフリカの地域社会を、阿膠の需要増加がどのように揺さぶっているか、またアフリカ諸国の一部における規制にもかかわらず、ロバ皮の取引がどのように活況を呈しているのかを調査した。
昔から阿膠は高級品で、清朝期(1644―1912年)に上流階級の間で人気となった。2011年に放映が始まったテレビドラマ「宮廷の諍い女(いさかいめ)」中に取り上げられたこともあり、近年人気が急上昇している。中国における中産階級や高齢者の増加も、需要増に拍車をかけている。中国国営メディアによると、価格は過去10年で、500グラム当たり100元から2986元(約6万4000円)へと約30倍に跳ね上がった。
ロバの愛護を目的とする英慈善団体「ドンキー・サンクチュアリ」が2月に発表した報告書によると、阿膠産業は1年に推定590万のロバ皮を必要とし、世界中の個体数をかつてないほどに最も圧迫しているという。中国におけるロバの頭数は1992年の1100万頭から80%以上減少し、200万頭弱になった。そのため、海外からロバを調達する必要性が高まった。参照記事 参考:西アフリカのロバに襲いかかる「闇取引」の魔の手─背景には中国の「ロバ皮需要」:、、、それが儲かるとなると、違法だろうが買い占める中国の為に、すでにサイやゾウ、多くの希少動物が犠牲になり、今も続いている。日本近海ではサンゴが乱獲された。多くが中国人の迷信と金儲けの為に、、。