630_360_1712146823-512ウクライナのゼレンシキー大統領とフィンランドのストゥブ(アレクサンデル・ストゥブ Alexander Stubb) 大統領(元首相 2024年3月第13代大統領へ正式就任、56歳)は2024年4月3日、二国間安全保障協定に署名し、ゼレンシキー氏は、「今日私たちは、ウクライナとフィンランドの間の二国間安全保障協定に署名した。それは、全ての重要な分野の10年間の協力を定める包括的な文書である」とし、両国は「ロシアのテロが今後決してどこであっても命を奪うことのないようにするために」一緒に安全を保証しなければならないと発言した。

60890c20b5048ff5ストゥブ氏は、フィンランドは今回、ウクライナと安保協定を署名した8番目の国となったと述べ、またフィンランドは全ての基準を満たした場合におけるウクライナによる欧州連合(EU)と北大西洋条約機構(NATO)加盟を支持しているとも発言した。さらに同氏は、「私たちは、ウクライナのEUとNATO加盟への道は、定義上、ウクライナの勝利であり、プーチンの敗北であることを決して忘れてはならない。私たちはその点で役割を果たしたいと思っている」と発言した。

ウクライナは、これまでに英国、フランス、ドイツ、イタリア、カナダ、デンマーク、オランダとの間で二国間安全保障協定を締結している。また、ウクライナと日本も、2023年10月7日に、ウクライナの安全保証に関する二国間合意締結に向けた一回目の協議を行っている参照記事 過去ブログ:2024年2月フィンランド新大統領は対ロシア強硬派:2015年4月フィンランドの新首相はITエンジニア出身

01-c-gettyimages-2005844183full4月2日の記事では、 ウクライナ軍にとって重要な同国東部戦線の防衛ラインが、過去1週間で部分的にロシア軍の手に落ちたとみられると、英国の国防情報機関や軍事ブロガーが現地情報筋を引用して明らかにした。英国防情報部は3月30日、東部の要衝アウジーイウカAvdiivka近郊で戦うウクライナ側の命運について、いつになく否定的な評価を下した。同市は2月半ば、ロシア軍に制圧された。写真は2024年2月、廃墟になったアウジーイウカ市街地

3145b7a9X(旧ツイッター)で共有された英国の声明によると、ロシアはアウジーイウカの西側で段階的な前進を継続。3月下旬にはほぼ確実にトネンケTonenkeとオルリウカOrlivkaの村落2カ所を掌握したとみられる。現在も周辺地域の複数の村落に対して引き続き攻勢をかけているという。ウクライナ軍は、2月に前線を青いラインまで後退させたが、大損失を出しながらロシア軍は、加筆した赤矢印方向へ猛攻撃に出ているようだ。 参照記事 英文記事 過去ブログ:2024年2月消耗戦のアウディーウカでウクライナの戦術的撤退と位置:映像:アウジーイウカを奪還したとしてロシアで司令官に勲章が授与されている:参考映像解説:内部崩壊進むロシア 経済、軍事弱体化、:映像:最新ウクライナの無人機攻撃



nappi11 at 00:02│Comments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

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