FireShot Webpage Screenshot #763 - '動画:ベラルーシで大規模2021年5月28日_uFF0Fベラルーシ、首都ミンスクの議会ベラルーシBelarus人権団体「ビアスナ人権センターViasna Human Rights Centre)」は2024年3月4日、ルカシェンコAlexander Lukashenko 政権の弾圧に抵抗した市民数千人が過去3年間で逮捕・起訴され、有罪判決を受けたと明らかにした。それによると、2020年8月の大統領選以降に政治的動機により有罪判決を言い渡された市民は少なくとも4690人に達したという。写真は、2020年9月27日の野党支持市民デモで、約200人が拘束された。参照記事 英文記事 

afp-0b17b75738589b9c7461cGessen-Belarusビアスナはウェブサイトに掲載した声明で、「我々は政治的迫害に直面した人々の数を正確に把握できていないため、これを上回る市民が恣意的に逮捕、起訴、拘留されている可能性がある」と指摘し、ルカシェンコ(Alexander Lukashenko)大統領を21世紀最悪の独裁マシーンと呼び、「あらゆる自由を抑圧し、勢いを増している」と警告した。ビアスナによると、ルカシェンコ政権をSNSなどで非難した市民少なくとも1300人が昨年、刑事告発され、「ルカシェンコに忠誠を誓わない全ての市民が鉄拳制裁の対象になる可能性がある」と述べた。

20220228N-BELARUSルカシェンコ氏は先月、国際機関による監視のない厳重に管理された総選挙で完全勝利を収めたが、選管はルカシェンコ氏に忠誠を誓う政党のみ、選挙への参加を許可。全ての候補者が4政党から立候補し、現政権を支持すると表明していた。

ビアスナによると、過去3年間で獄中死した政治犯は少なくとも5人確認され、ロシアのウクライナ侵攻に反対した市民少なくとも1671人が逮捕され、その大半が裁判を受けられずにいる。ビアスナによると、そのうち94人が実刑(禁固1~23年)を言い渡され、その中にはロシア軍と連携する国内の基地を攻撃したとされる者も含まれているようだ。参照記事 過去ブログ:2023年8月プリゴジン死亡に見るベラルーシ・ルカシェンコの出方:8月ベラルーシがポーランドに話し合い求める??:参考:人権派弁護士12人逮捕、独裁政権の弾圧続く ベラルーシ

494c9b21右図は、ベラルーシとNATO加盟国との境界で、バルト3国には加盟国からNATO軍が派遣され駐留している。

NATO加盟国リトアニアLithuaniaは、ベラルーシとの国境検問所計6カ所のうち、2カ所をすでに閉鎖していたが、リトアニア政府は2024年2月20日、ロシアのウクライナ侵攻を支援する隣国ベラルーシとの国境検問所2カ所を来月閉鎖すると発表し、内務省の報道官は声明で、「2つの検問所が3月1日に閉鎖される」と明らかにした。また報道官は規制も強化し、徒歩および自転車での行き来を禁じるとした。内務省によると、ベラルーシ政府はリトアニアに対する諜報活動を活発化させているという。ウクライナとも国境を接するベラルーシは現在、数千のロシア軍兵士を受け入れ、兵器や食料を提供している。参照記事 、、、、リトアニアの措置は、ベラルーシが意図的に送り込む難民阻止の為もあると筆者はみているが、スウェーデンがNATO加盟でバルト海を抑えた今、リトアニアにとって図内のスワウキ回廊の存在も大きな不安要素だ。

6-Figure2-1Suwałki Gap:スヴァウキ・ギャップ:スワウキ回廊としても知られるスワウキ ギャップは、リトアニアとポーランドの国境周辺の人口過疎地域で、ベラルーシと、その西部にあるロシアの飛び地カリーニングラード州Kaliningradの間の最短経路を指す。有事が発生した場合、バルト三国は軍事力が脆弱であり、回廊でNATO加盟国を分断できるため、有事にはロシアは真っ先に回廊部分を占領するであろうと予測され;「NATOのアキレス腱NATO's fragile hot spot」とも呼ばれている。英文記事 過去ブログ:20242月スウェーデンのNATO加盟が決定と周辺国、カリーニングラード



nappi11 at 00:01│Comments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

コメントする

名前
メール
URL
絵文字