トルコ警察が同国南部で建設中の原子力発電所で働いていたイスラム国 ＩＳ（ISIS）の構成員１名を、ＩＳを対象とした作戦の一環で2月12日に逮捕したと、地元メディアが2024年2月13日に報じた。それによると、2月12日に逮捕された容疑者はロシア人とみられ、身分証明書を偽造してアックユ原子力発電所Akkuyu Nuclear Power Plant (Akkuyu nuclear facility)で働いていたという。
このトルコの原発は地中海沿いに位置し、初めてロシアの国営原子力企業ロスアトムが工事を請け負っている。昨2023年4月に落成し、2025年には発電を開始する予定だ。本格稼働は2028年との記事があり、トルコの電力の約10％を賄（まかな）う。
警察は容疑者の身元と認否を明らかにしていないが、ＩＳ（ISIS）とその関連組織は2017年
のイスタンブール・ナイトクラブ襲撃（銃乱射で39人死亡）：右 などに関与したとして、トルコ国内でテロ組織に指定されている。イスタンブールの教会で先月発生した銃撃事件（男性1人死亡）もＩＳによるものとされ、実行犯2人を含む数十人が逮捕されている。過去ブログ：2017年1月年明けのクラブで銃乱射 39人死亡＞懲役1368年判決 トルコ： 内務省は先週、ISとの関係が疑われる147人を過去数週間の一斉摘発で検挙したと明らかにしていた。参照記事 参照記事 参照記事
