


ハンガリーのオルバン首相は1月25日には、ウクライナのハンガリー系住民の権利が回復されるまで、国際的ないかなる問題においてもウクライナを支持しないと議会で述べ、ハンガリーはウクライナが2017年に学校で少数言語の使用を制限する法律を可決したことを受け、約15万人のハンガリー系住民が教育などで母国語を使用する権利が制限されていると主張し、対立していた。ウクライナのゼレンスキー大統領は2019年の当選後、特に宗教と言語の分野で少数派の権利を保護する法案を用意する必要があると述べていた。参照記事 過去ブログ:2024年1月NATOに亀裂を入れる国もあるウクライナ近隣国の動向:
スウェーデンのNATO加盟をめぐっては、すべてのNATO加盟国の承認が必要で、トルコの議会が23日加盟を承認したことで、承認していない国はハンガリー のみとなっていたが、オルバン首相は、24日、NATOのストルテンベルグ事務総長と電話で会談し、スウェーデンの加盟を支持したうえで、みずからの与党が多数派を占める議会に承認を急ぐよう促す考えを示した。参照記事
ハンガリーのシーヤールトー・ペーテル(Peter Szijjarto)外相:写真左の左、右がイエルマーク大統領府長官(Andriy Yermak)右奥がウクライナのクレバ(Dmytro Kuleba)外相 は29日、ロシアに侵略されたウクライナの首都キーウ(キエフ)を訪問し会談、ウクライナ側に姿勢転換を伝達したとみられ、2月1日のEU緊急首脳会議ではハンガリーを含む全会一致で予算見直しが合意される可能性が強まってきた。参照記事 一方で29日付のAP通信は、ウクライナとハンガリーの間の数年にわたる外交紛争は、29日月曜日の外相会談で解決に向けて一歩前進したが、キエフに対する欧州連合の重要な金融支援策をハンガリーが阻止したことについては打開には至らなかったと報じている。英文記事
ハンガリーは、EU・NATO加盟国としてウクライナの主権及び領土一体性を支持する一方、ウクライナへの軍事支援は実施していない。また、ロシアへのエネルギー依存度(石油の40.9%、天然ガスの95%をロシア産が占めている:2022年)等を踏まえ、エネルギー分野の対露制裁にも強く反対している。他方、3万人以上のウクライナ避難民を難民として受け入れる等人道支援を実施している。参照記事
紅海でイエメンの反政府勢力、フーシ派Houthi military forceが船舶への攻撃を繰り返し、海上輸送が混乱する事態となった事で、スズキは、ハンガリーにある自動車工場で1月15日から21日までの間、稼働を停止することを決めた。自動車の組み立てに必要となる日本などからの部品の輸送が遅れているためとしている。工場では主にヨーロッパ市場向けにSUV=多目的スポーツ車を生産していて、会社は、22日以降は部品が届き、稼働を再開する予定だとしていた。参照記事 参照記事 過去ブログ:2024年1月日増しに緊迫する中東情勢 親イラン組織がイラク駐留米軍攻撃:1月米英連合がイエメンへ空爆続行 フーシをテロ再指定:
2024年2月1日:ウクライナに対する今後4年間で500億ユーロ、日本円で8兆円規模の資金支援をめぐり、反対していたハンガリーは説得に応じて容認し、EUの臨時の首脳会議は2024年2月1日、27すべての加盟国が合意したと明らかにした。参照記事
2024年2月11日:ハンガリーのノバーク(Katalin Novák)大統領は10日、児童性的虐待事件の共犯として有罪判決を受けた男に恩赦を与えたことに対する市民の抗議を受けて、「恩赦を与え、多くの人を混乱させ動揺させた」などとし、判断ミスを認めテレビメッセージで辞意を表明した。ノバーク氏は閣僚時代、伝統的な家族の価値観を支持し、LGBTQ+(性的少数派)の権利拡充などに否定的な考えを示していた。ノバーク氏は同国初の女性大統領であり、2022年に史上最年少で大統領に就任した。ノバーク氏は、オルバン首相に近い立場。参照記事 参照記事
コメント
それが“調整”だろうに。フォンおばちゃんも多少大人になったか・・・
ところで、ノルウェー、スペインはUNRWAへの援助を継続すると。なかなか一致団結は難しい。
アイルランド、EUも支援を継続すると。EUは外相の意見が通ったのかな。フォンは任期終了に向かいじり貧かも。
アイルランドは面白い。嫌いなイギリスと、ユダヤが被るらしい。