


ヘルソン方面のウクライナ軍は6月にドニエプル川左岸のダチ(アントノフスキー橋の沿いの集落)に上陸、10月にも上陸してピシュチャニフカの北西地点に陣地を構築、さらにクリンキーKrynkyにも上陸して集落の一部を占拠することに成功し、現在もウクライナ軍は左岸に確保した橋頭堡を維持している。現時点では、ウクライナ人は数台の軽車両を伴って川を渡る小グループの歩兵の安全を確保することができる。しかし、この地域はまだ戦車や重砲の部隊を派遣できるほど安全ではないと11月24日の記事で述べられている。

2023年11月26日:ウクライナ侵攻を続けるロシア国防省は11月26日の戦況説明で、過去24時間にウクライナ軍の戦闘機計3機を撃墜したほか、ウクライナ東部と南部で無人機53機を撃墜したと発表した。欧米が供与を約束しているF16戦闘機が実戦配備に至っていないウクライナの防空体制の弱さが改めて示された形。
ロシア軍は、一方的に併合を宣言した南部ヘルソン州のウクライナ側支配地域であるドニエプル川 Dnipro西岸上空でスホイ27戦闘機Su-27を2機、東部ドニエプロペトロフスク州の上空でミグ29戦闘機1機を、対空ミサイルで撃墜したという。ウクライナ軍は同川西岸から、ロシアが実効支配しクリミア半島に連なる東岸に進軍する構えを強めている。参照記事
11月26日日曜日、ウクライナ軍とロシア軍の間で計46回の衝突が発生し、アヴディーウカAVdiivka戦線ではウクライナ軍が最多のロシア軍の攻撃(24回)を撃退した。また、クピアンスクKupiansk戦線で6回、バフムートBakhmut戦線で7回、マリンカMarinka戦線で4回のロシア軍の攻撃を撃退した。英文記事 英国国防情報局は11月26日付のTwitterで、ロシアが対ウクライナ戦争で失われた戦略的防空資産の代替として、11月にロシアの飛び地カリーニングラード州Kaliningrad Oblastから戦略的防空資産をウクライナの戦線に移転したことを示唆したと、 ヨーロッパのプラウダ紙が報じた。英文記事
2023年11月27日:ロシアの国防省は26日、首都周辺のモスクワ州や隣接するトゥーラ州、カルーガ州、スモレンスク州と、ウクライナと国境を接する西部ブリャンスク州に、ウクライナの無人機が合わせて24機飛来し、いずれも撃墜したと発表した。最近のモスクワ周辺への無人機攻撃の中では異例の規模となる。ロシア軍が25日、ウクライナの首都キーウを中心にウクライナ全土で実施した過去最大規模とされる無人機攻撃への報復とみられる。映像ニュース記事より 27日付け日本語戦況映像
52%の回答者が、5年後にはウは高成長する欧州的な国、あるいは安全な国へと発展、復興していることを信じている、と回答したと。残念だが桁が違う。
43%の人は悲観的と。