
ウクライナ国防省情報総局によれば、当該の爆弾は8日の午前8時40分に爆発した。フィリポネンコ氏については、ルハンスク州の占領地域での組織的な拷問に関わってきた人物とし、戦争捕虜や民間人の人質に非人道的な拷問が加えられ、「フィリポネンコ氏自身、人々を残虐に拷問していた」という。2023年8月の報告書では、南部ヘルソン州の施設に拘束したウクライナ人の半数近くに対して、性的暴行を含む大規模な拷問が行われたことも明らかになっていた。
ロシアの支援を受ける当局者を狙った暗殺はこれまで複数回試みられており、2023年5月にはLPRのイゴール・コルネット LPR Interior Minister・Igor Cornet 内務相代理:右 が、ルハンスク市の理髪店に居て爆発に巻き込まれ重傷を負っている。参照記事 英文記事と映像 英文記事
、、、、ロシアは開戦直前の2022年2月21日、ウクライナ東部2州の独立をミンスク合意(2014年9月および2015年2月に、ウクライナ政府と同国内の親ロシア派間で交わされた停戦合意協定 ミンスク2: Minsk II)を無視して承認し、緊張が一機に高まり、同月24日には侵略が開始された。その合意は多くの協議を重ねた結果であり、これ以降、ロシアは嘘つきで信用できないとウクライナが言うのも無理はない。
筆者は当時、東部2州の独立を望む親露派の策謀、偽情報にプーチンが乗せられ侵攻を断行したとみている。そこの、ドネツク人民共和国DPRとルハンスク人民共和国LPRの首長は開戦での露軍侵攻(侵略)で、「これで東部ドンバス全域を手に入れ、俺達もすぐに、それぞれの共和国の大統領になれる!」と舞い上がっただろうと書いている。過去ブログ:2023年7月ロシアの妄想とロシア人戦没者5万人の事実とNATO宣言:2月改めて、プーチンがウクライナ侵略に狂った経緯をみる:2月プーチンには最早、正常な歴史認識も無い:2022年8月ロシア内内戦の狼煙(のろし)か?NRAの暗殺犯行声明:2022年2月ウクライナ東部は紛争状態「挑発には応じない」とゼレンスキー氏:2月トルコがウクライナ問題の仲介で浮上: