FireShot Webpage Screenshot #975 - 'ロシア、マリ制裁延FireShot Webpage Screenshot #976 - 'マリ制裁にロシア拒否権 国連安保理は2023年8月30日の会合で、アフリカ西部マリMaliに対する制裁措置と独立監視団の任務を延長する決議案を、ロシアの拒否権発動により否決した。  制裁と監視は31日に終了する。写真は、ロシア・サンクトペテルブルクで開催された「ロシア・アフリカ首脳会議」で握手するウラジーミル・プーチン大統領(右)とマリのアシミ・ゴイタ(Assimi Goita)暫定大統領(2023年7月27日撮影、資料写真)過去ブログ:2020年6月アフリカ西部マリ北部で、アルカイダ系指揮官殺害される
8f22c7ce-s2012年にマリ北半分の分離独立を求める北部の遊牧民トゥアレグ人反政府組織「アザワド解放国民運動(National Movement for the Liberation of Azawad;MNLA)」やイスラム聖戦派(アルカイダ系)ethnic Tuareg rebels and loosely aligned jihadistsが占拠してから以降マリは内戦状態になり、左図では、2013年に反政府派は、仏軍と政府軍の攻撃で赤い斜線の北部まで後退した事を示している。その後紛争は全土に拡大した。
監視団によると、マリでは軍事政権がロシアの民間軍事会社ワグネル(Wagner)とみられる外国武装勢力と組み、市民の人権を侵害している疑いがある。  延長案には15カ国中13カ国が賛成票を投じ、中国は棄権した。ロシアは代わりに、制裁延長と監視即時中止を提案。賛成はロシアのみで日本が反対し、他の13カ国は棄権した。 参照記事
2022年3月27日午前11時、マリ中部ムラをマリ軍が急襲した。イスラム過激派の掃討を目的としたものだったが、民間人にも被害が出たとされる。

 事件の証言を集めた国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)の報告書によると、数千人が行き交う市場の上空に現れたマリ軍のヘリコプターが市場に向けて無差別に乱射。別のヘリから降りてきた兵士らも銃撃に加わり、民間人約20人が犠牲になった。現場に約30人いた過激派の反撃もあったが、制圧に成功したマリ軍は付近にいた男たち約3千人を集め、5日間かけて選別。一部で拷問も行いながら、過激派と認定した人物を裁判無しで処刑したという。FireShot Webpage Screenshot #977 - 'マリ軍による拷問や処刑、ワグネルが関OHCHRは、この作戦で500人超が殺害され、58人の女性が性的暴行を受けたと指摘する。そして、この作戦中、武装した白人たちがマリ軍を監督していたことを生存した目撃者らが国連の調査に証言している。写真左:マリ北部で撮影された3人のロシア人傭兵(ようへい)。撮影日不明、仏軍提供=AP  英文記事映像、、、国連が幾度決議をしても、中露の拒否権で否決される。ウクライナ侵略でも同じ茶番を見せつけられた。単なる報道機関に成り下がった国連、こんな事をいつまで続けるのか?参考:追跡!ロシアの“よう兵”たち 暗躍するアフリカで何が 

FireShot Webpage Screenshot #978 - 'Gu2023年9月2日8月27日の記事によれば、国連の専門家らは新たな報告書で、武装勢力IS(ISIL、ISIS)が1年足らずでマリ国内の領土をほぼ2倍に拡大したと述べた。
同報告書は、和平合意の履行の停滞と地域社会への持続的な攻撃により、ISと同じくこの地域で活動するアルカイダ系組織al-Qaeda affiliateに「2012年のシナリオを再現する」チャンスが与えられていると述べた。terrorism-africa右図は、Map of a ctivity of jihadist militant groups in Central Sahel (2022) 中央サヘル地域(サハラ砂漠の周辺の乾燥地域)でのIS系(青)とアルカイダ系(茶)の2022年の分布。英文記事 

2020年の左下の図を見ても、赤いイスラム聖戦組織Jihadist Groupsがマリで拡大し、周辺国へも拡散しているのが分かる。黒丸は、2017年の分布。
宗主国フランスや周辺国からwagner-group-web-01-1なる合同軍が掃討に当たっていたが、フランスの干渉interferenceを嫌ったマリ暫定政府軍に、2020年からロシアの傭兵ワグネルが警備や軍の指導、実戦に参加している状況の様だ。マリ暫定政権は軍人が占め、取り締まりも含め残虐さが問題になっている。英文記事 
2011_Mali_mercurygoldF0FjazXXgAAq49Rマリはリン鉱石、金、ウランなどの鉱物資源が豊富で、アフリカで(南ア、ガーナに次ぐ)三番目の金の産出国でもあり、手掘り金鉱山で、少なくとも2万人の子どもが著しく過酷で危険な環境下で労働に従事していると指摘されていた。フランスの植民地時代、ほとんどの金がフランスに搾取され、マリ国民は今も貧しい。参照記事

過去ブログ:2020年2月ロシアがリビアLNA側へ傭兵1200人派遣か?UAEは物資空輸:2019年12月ブルキナファソでもイスラム過激派による大規模テロ アフリカ:12月ニジェール、サヘル諸国でIS系組織の攻撃活発化 アフリカ:2015年11月追記:マリのホテル襲撃でロシア人6人、中国人3人死亡:2013年11月マリでフランス人記者2名殺害される アフリカ:8月ケイタ氏新大統領に マリ:1月政府軍北進続く マリ:1月資源から見たマリと日本の関係 アフリカ:2012年7月サハラ砂漠の新国家「Azawad」>国際紛争化 マリ:4月西アフリカで砂漠の武装組織が勢力拡大 マリ:1月西アフリカの反政府抵抗組織MNLAとトゥアレグ人:  



nappi11 at 00:02│Comments(3) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

コメント

1. Posted by 甲東   2023年09月02日 06:03
カダフィの傭兵となっていた連中が、2011年のカダフィ政権崩壊後、大量の武器を持って、主にマリ、ニジェールに帰った。主体はトゥアレグだろう。南部主体の黒人政権と摩擦が起こると共に、アルカイダ等の過激派も進入してきた。
積極的にカダフィを潰したのはフランス。かつ、植民地時代から好き放題をしていたのもフランス。黒人政権は怒り心頭、そこへプリゴジンというところか。
まず、誰かが国の体を作らないと何も始まらない・・・周辺国はほぼそんな感じ。
2. Posted by 甲東   2023年09月02日 07:08
トゥアレグが多くいる地域の少し東(リビアの南側)にはトゥブ族がいる。
この2つの民族(部族?)は、サハラの南北交易を担っていた人達。多くの国にまたがって住んでいるが、南を拠点とする各黒人政権にはほぼ相手にされず、密航斡旋、麻薬売買等で生計を立てる人も多いとか。そこへ過激派も潜入。
更に、黒人政権内でも勢力争いが絶えない・・・経済制裁などくそ食らえ状態。多くの学者が、各国は統治能力が無い、と言うが、統治する気も無い状態。どうすりゃいいの。
3. Posted by 甲東   2023年09月02日 17:46
フランスは、何故マリ、ニジェールの北部を南部とくっつけたのだろう。虎の子のアルジェから切り離したかっただけか。北部を吸収できる国があるとするなら、アルジェだけかも・・・アルジェには何のメリットも無いが。

サヘルの西端にセネガルがある。唯一国の体を成していそう(失礼)。こうなれば、国連、欧米等の要望を検討する余地も出てくるだろう。
黒人のみで構成された国のように思える。最近、野党指導者の有罪判決に絡んで少し揉めていたが・・・

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