e7ea2a6a_130840219_villages_regained_by_ukraine_15_08_23_640-nc-2x-ncウクライナ南部ロシア占領地への攻撃を続けるウクライナ軍は2023年8月17日木曜日、新たに解放された村ウロジャインUrozhaineからアゾフ海 Sea of Azovに向けて前進を試み、南東部戦線で利益を上げたと発表していたが、一方、17日のロイター通信が引用した米当局者の話によると、ウクライナ軍は、ロシアが占領する戦略上の要衝南東部メリトポリ Melitopol に到達して奪還する可能性は低いようだという。
21475456また、南部ザポリッジャ州のロボティネ村Robotyneから南進を目指す部隊は、露軍の塹壕を越え、解放した村の中心部から住民を救出し、ロシア軍を撃退中だ。映像:ロボティネ付近で攻撃されるロシアの増援部隊車列Russian Reinforcement Convoy 
AP22196187869069戦前の人口が約15万人だったメリトポリは2022年3月からロシアの管理下にあり、ここを拠点にロシア軍が、占領地クリミア方面などに道路と鉄道を使用して物資を配送している。一帯は、肥沃な穀倉地帯だ。、、、記事タイトルには、奪還失敗とも書かれているが、ウクライナ軍が、アゾフ海に面するマリウポリMariupol、ベルディヤンスクBerdyansk、メリトポリMelitopol方面の奪還に、かなりな戦力を投入しているのは間違いない。

azov2-e1503271166491Schatz_1ベルディヤンスクBerdyanskは軍港で、ロシアが兵員や資材を陸揚げしていた場所で、ここにロシアが派兵する可能性があるが、市民パルチザンの破壊活動も活発だと言われている。また、ロシア艦船にとって、ウクライナの水上ドローン「シーベビー:Sea baby」の存在も脅威だろう。英文記事 過去ブログ:2023年8月露軍を悩ます、ウクライナの高速水上ドローン攻撃:下の左図の濃い目の赤い海域は、ロシアの2014年クリミア半島併合時より一方的に主張する排他的経済水域EEZ 右の図が国際規約上正しく、茶色がウクライナのEEZ.ウクライナが求めるクリミア奪還の大きな要因でもあるだろう。
32006d7d67c1b51c39eea203a6853e2b-2プーチンは、どうしたら小国が音(ね)を上げ、弱体化出来るかしか眼中に無い。幾ら兵士が、市民が死のうが、世界が非難しようが、、。彼プーチンの本質は、過去の独裁者と何ら変わらない。
戦争の長期化で個人的に心配なのは、どうでもいいプーチンより、選挙の近いバイデン政権が続くのかと言う事だ。バイデン氏
の息子で次男のハンター・バイデン氏Hunter Bidenが過去の中国とのビジネスで刑事告発されている。参照記事 過去ブログ:2021年2月クアッド4カ国会合で中国、ミャンマーへの懸念で一致とバイデン
願うのは、欧州の景気が上向き、欧州の結束にひびが入らないことだ。ウクライナも独自の戦術を練り上げ、士官クラスの人材も育ちつつあると言われ、地上戦の経験が無いにも関わらず、ウクライナは大国ロシア相手に驚くほど果敢に奮闘しているが、死者も5万人に近いと言われている。ウクライナでは、油断の出来ない戦況が今日も続いている。だから目が離せない、、。

20230728-00127119-norimono-000-2-view裏に米国が居るにしても、独自の潜在的軍事力が高いスウェーデン、ポーランドの動向は注目すべきで、今ゼレンスキー氏はスウェーデンを訪問し、
ロシアのスホイを意識して開発されたスウェーデン製戦闘機「グリペン:Gripen」のウクライナへの供与に向けて協議している。参照記事 映像:ロシアが最も警戒し世界屈指の軍事大国「スウェーデン」 ウクライナに武器供与など支援表明  過去ブログ:2023年8月NATO補佐官の妄言に飛びついたお調子者メドヴェージェフ:   ロシアは、NATO加盟国、NATO加盟確定国へ手を出せば、NATOの集団的自衛権の行使が可能になる為、うっかりでも手は出せない。世界戦を恐れる前に、この脅威でロシアを後退させるしかないような、、。相手は妄想で侵略を始めた変質者である。

https _imgix-proxy.n8s.jp_DS2023年8月21日:ウクライナのゼレンシキー大統領は20日、オランダとデンマークを訪問した際に、オランダは41機、デンマークは19機の戦闘機F16をウクライナに供与すると発表した。今後の戦闘機F16の展開に向けてウクライナ軍人の訓練は、すでに始まっているとされる。参照記事 参照記事 
バイデン米大統領は2023年5月19日時点で、ウクライナのパイロットをF16戦闘機で訓練するためのプログラムを支援すると表明。ウクライナのゼレンスキー大統領はF16をロシア領土への攻撃に使わないとバイデン氏に約束している。
screenshot(21)当時、ロシアのアントノフ駐米大使は、ウクライナにF16戦闘機が供与されれば、紛争への北大西洋条約機構(NATO)の関与が問題になると述べ、ウクライナによるクリミアへのいかなる攻撃もロシアへの攻撃と見なされると指摘。「米国がロシアの対応を十分に認識することが重要だ」と警告していた。参照記事 
2023年8月22日:南部ザポリッジャ州のロボティネ村Robotyneで戦闘中のウクライナ軍第47独立機械化旅団は、村民を非難させ、村の中心部に到達した。参照記事 映像記事

nappi11 at 00:02│Comments(3) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

コメント

1. Posted by 甲東   2023年08月20日 07:10
願うのは、欧州の景気が上向き、欧州の結束にひびが入らないこと・・・ウクライナ・ショックという言葉が生まれそう。ロからも数百万の難民か。スペイン本体がボロボロになり、カタルーニャが独立したりして・・・我が国も深くコミットしている。
2. Posted by 甲東   2023年08月20日 07:25
19世紀末から、ロシアのユダヤが欧米に大量に逃げ出した。ロシア側には出国の不法斡旋業者が現れ、その書類作成能力の凄いこと。家系図なんぞちょちょいのちょい。ドイツ在住のユダヤが作った受け入れチームさえ見抜けなかった。
今回はロシアが国を挙げて斡旋したりして・・・元々区別が付きにくい。
3. Posted by 甲東   2023年08月21日 07:28
今、世界陸上をやっている。既に、ブブカの記録が軽く破られているのを知った。
ブブカは何してる。反露で活動している様な。余り表には出ていない。次を目指し、国のあり方を勉強中だろうか。どこかの国の元大物選手達の様にお飾りになりませんように。

今回は小国ハンガリーでやっている。オリンピックの様な馬鹿でかい大会は不要と思うが・・・直ぐ決勝まで行くので面白い。

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