61d0b31fscreenshot(14)欧米の経済制裁が強まるなか、友好的な旧ソビエトの国々を通じて軍事侵攻を続けるための物資を入手しているとされるロシア。制裁の「抜け穴」と指摘されている国のひとつは、ロシアと長い国境を接するカザフスタン。同国はロシアが主導する上海協力機構(SCO)など経済同盟の加盟国で、欧米の制裁には加わらずロシアとの関係を継続する一方、カザフスタンは欧米に協力する姿勢も見せている。専門家は、カザフスタンはこれからもロシアと欧米の間でバランスをとっていかざるをえないと指摘している。
screenshot(15)アメリカ政府は去年、こちらの18の国と地域が制裁の抜け道になっている可能性があると警告した。懸念しているのは、欧米や日本の電子製品や半導体などが、こうした国々を経由してロシアに渡り、ロシアのミサイルなどの兵器に組み込まれている実態で、2023年7月に発表された調査報告書によると、ウクライナで使用されたロシアのミサイルや無人機など58の兵器や装備品を調査した結果、1057の外国製の部品が発見されたという。
screenshot(16)主なものはマイクロチップ。プロセッサー。それにトランジスターといった電子製品が主に外国製で、これを国や地域別で見ると、最も多かったのはアメリカ製。全体のおよそ3分の2。そして2番目に多いのが日本製。続いて3番目がドイツ製だったとしている。

screenshot(17)制裁の抜け穴をふさぐために、欧米は外交だけでなく捜査機関も動いており、ロシアの情報・治安機関FSBのスパイか協力者の可能性が高い男が、バルト3国のエストニアにフロント企業を作って、アメリカ製の電子部品や半導体それに弾薬などを調達し、エストニア経由でロシアに輸送した疑いで逮捕されている。参照記事 過去ブログ:2023年8月国際戦争支援者リストに中国企業が最多とウクライナ指摘:7月プーチン氏、SCO首脳会議で制裁への抵抗を宣言とインド:7月ドイツが対中戦略と中国市場依存見直しで浮上する日本:6月ウクライナ戦争に対する韓国野党のマイナス思考:5月より鮮明になった、中国のロシア寄りの立場:、、、、記事では直接触れていないが、中国は、主導する上海協力機構(SCO)加盟国を経由して部品などをロシアへ迂回輸出している可能性が高いのではないだろうか?

nappi11 at 00:02│Comments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

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