20230728151229-12023年7月27日(現地時間)、イタリア・ミラノで開かれた2023世界選手権大会女子サーブル1回戦でウクライナのオリガ・ハルランOlga Kharlan(32歳)とロシア出身のアンナ・スミルノワが対決した。ハルランが競技に勝って両選手が向かい合って立った後、スミルノワがハルランに近付いて握手しようとしたが、ハルランは剣を構えたまま距離を置き、ついに握手をしないままピストを後にした。記録映像 写真は、競技後、スミルノワのほうに剣を構えて握手を拒否するハルラン(左)。 
e9a3131b-2430-4b30-b319-fa3cff740dbfハルラン:左 はスポーツマンシップに反する行動を取ったという理由で失格になった。ロシアはウクライナ侵攻で各種国際スポーツ大会参加禁止など制裁を受けた状態なので、この日スミルノワは国家を代表しない、中立国所属の個人として出場していた。
失格になったハルランは世界選手権大会個人戦だけで4回優勝し、2008北京オリンピック(五輪)の時はウクライナ女子サーブル団体戦優勝に貢献したウクライナのフェンシングスターだ。失格後、ハルランはソーシャルメディアに公開した映像を通じて「今日はとても辛かったが重要な日だった。今日起きたことは多くの疑問を持たせる」と綴った。続いて「その選手と握手したくなかったし、その思いのままに行動した」とし「彼らが私を失格させようとすると聞いた時は悲鳴をあげるほどとても苦痛だった」と打ち明けた。参照記事 参照記事 
、、、ウクライナ戦争は偶発的に起きたのでは無く、ロシアから計画的に攻め込まれたテロ、侵略であり、ウクライナでは全土が今も戦闘状態だ。侵攻時ロシア軍はimagesmんj市民を無差別に殺害し、拷問し、女性は強姦された。傭兵ワグネルは、ウクライナ兵の首を切り、居住地を破壊し、限りない蛮行を行った。市民は、電気も水も食料も無く、暖房も無い冬を耐えて来たし、今も自分の息子を、夫を戦場に送り出している。国がなくなるかもしれない危機の中出場した選手が、握手しないから失格では余りの決定だ。
ロシアにだけは、亡くなった兵士の為、国の名誉にかけて負けられないとの想いで戦っただろう。相手の国は、国として失格で、世界からの非難の渦中にいるロシアなのだ。韓国人や中国人の様に、洗脳教育された馬鹿が調子に乗って、スポーツの場で無礼に相手を誹謗中傷したのとは訳が違う。ロンドン五輪のサッカー男子3位決定戦では、日本に勝利した韓国代表の選手が試合終了後、竹島の韓国領有を主張するメッセージを掲げた。こんなバカと一緒にされては気の毒だ。本人朴鍾佑は、出場停止と罰金を受けたが、韓国の3位は無効にはならなかった。参照記事 

d0367393一方、チェコの女子テニス・プラハ・オープンの主催者は7月28日、31日開幕の大会に出場予定だったロシア選手の入国をチェコ警察が拒否したと明らかにした。チェコ政府は、ウクライナに侵攻したロシアと同盟国ベラルーシの選手が自国での大会に出場することを禁じると6月に決議していた。参照記事 

630_360_1690571818-5282023年7月29日:その後現地7月28日の伊ラ・レプッブリカ紙が報じた内容によれば、フェンシング世界選手権(FIE)にて、試合後にロシア人選手と握手をしなかったことで失格を通告されていたウクライナのオリハ・ハルラン選手に対して、FIE実行委員会は、失格を取り消す決定を下した。取り消しの決定は、国際オリンピック委員会(IOC)の要請を受けたもの。これにより、ハルラン選手は、7月29日の団体戦には出場できるようになる。なお、ロシアとベラルーシのチームは、同トーナメントには出場しない。IOCの書簡によれば、IOCは、ハルラン選手に応援の言葉をかけた上で、今回同選手が世界選手権で試合を継続できなかったことを受けて、同選手のパリ・オリンピック出場権を付与することを決めたという。参照記事、、、一旦は資格停止決定をしたフェンシング世界選手権(FIE)実行委員会に、世界中から相当な批判が在ったのだろう。筆者も安心した。



nappi11 at 00:01│Comments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

コメントする

名前
メール
URL
絵文字