2023年7月19日、ロシア国防省は、今後黒海にてウクライナの港へ向かう全ての船を潜在的な軍用貨物運搬船とみなすと発表しているが、ウクライナ国防省は20日、2023年7月21日以降、ウクライナは、黒海海上をロシア連邦の海洋港やロシアが一時的に占領するウクライナの海洋港へと進む全ての船舶を、軍事目的の貨物を運ぶ船舶とみなすと発表した。過去ブログ:2023年7月EUがロシアの港湾攻撃は世界的食糧危機を起こす暴挙:
発表には、「ロシア連邦は再び、世界中の自由な航行の普遍的権利をあからさまに侵害し、食料安全保障を意図的に損なわせ、何百万人の人を飢餓に陥れている。ウクライナの港から食料品を運ぶ民間船舶を公然と脅し、平和な町の民間インフラにミサイルや無人機で攻撃し、貿易ルートにて軍事的脅威を故意に生み出しながら、クレムリンは、黒海を危険地域に変貌させた。何よりもそれは、ロシアの船舶と、ロシア連邦の港やロシアにより一時的に占領されているウクライナ領に位置するウクライナの海洋港へ向けて黒海海上を進む船舶にとってである。あらゆるリスクの責任は、完全にロシア首脳陣にかかっている」と書かれている。
またウクライナ国防省は、黒海艦隊旗艦・巡洋艦「モスクワ」Moskva was the flagship of the Black Sea Fleetの2022年4月のオデーサ沖での末路が示すように、ウクライナ防衛戦力には、海でロシアの侵略に対抗するために必要な手段が揃っていると指摘した。その上で同省は、2023年7月21日0時00分から、黒海海上に位置し、ロシアあるいは被占領下ウクライナの海洋港へと向かう占領国の船舶全てを、軍用貨物品を輸送する、あらゆる関連リスクのあるものとみなされ得ると伝えた。参照記事 英文記事 過去ブログ:2023年4月露は首都キーウへのミサイル空爆強化 巡洋艦で27人死亡?:
2023年7月21日:EU外務・安全保障政策上級代表のボレル氏Josep Borrell, the European Union's foreign policy chief:右,は「ウクライナに軍事支援を提供するため200億ユーロ(約3兆1,206億円:年間50億ユーロ×4年)の資金確保を加盟国に提案する」と述べ、ウクライナ支援に活用していた欧州平和ファシリティ(EPF)への資金補充を訴えた。英文記事
ワシントン・ポスト紙は20日、「ウクライナ軍は南東地域で米国から受けったクラスター砲弾の使用を開始した」と報じ、マリンカMarinka近くでクラスター砲弾を使用したことを示す視覚的証拠が登場、さらにシルスキー司令官はバフムートBakhmutを奪還する理由を「ウクライナ人とってバフムート奪還は名誉の問題だ」と報じたBBCはシルスキー陸軍司令官との対談内容を公開、シルスキー司令官はバフムートを奪還する理由について「バフムートを守る戦いで我々は多くの仲間や兵士を失ったため、街の奪還は基本的に名誉の問題だ。素晴らしい街だったバフムートは廃墟になってしまったが、我々はこれを取り戻さなければならない。」と述べ、作戦上も重要な要衝だと強調した。参照記事 英文記事 映像:ウクライナによる戦車攻撃 BBC記録映像 バフムト近郊の地上戦と投降するロシア兵 ウクライナの自爆型ドローン攻撃
7月20日記事で、ロシア軍はドネツク市の西、クラスノホリウカKrasnohorivkaで攻撃を仕掛けたが、ウクライナ軍第79空挺旅団の活躍により大損害を出し撃退され、また同集落での戦いでロシア軍のUAV(無人機)部隊指揮官ミハイル・ルーチン Mikhail Luchin:左 が20日早朝、ウクライナの対戦車ミサイルStugna-P anti-tank missile system攻撃で死亡したと在る。 ミハイル・ルーチン氏に関しては、以前彼が自発的に集めた資金で(筆者:或いはその振りをして)ドローンを大量に西側通販へ発注した際、気づいたハッカーが全て大人のオモチャにすり替える事態が起きたと報道されている。英文記事 筆者の調べでは、クラスノホリウカの位置は、戦況報告や時系列から、ほぼマリンカMarinkaと同じ地域と見ていいようだ。参照記事 記録映像 英文記事 ここの戦闘記録映像で、ウクライナ軍が、クラスター砲弾を使用しているのが確認できる。記録映像 英文記事
発表には、「ロシア連邦は再び、世界中の自由な航行の普遍的権利をあからさまに侵害し、食料安全保障を意図的に損なわせ、何百万人の人を飢餓に陥れている。ウクライナの港から食料品を運ぶ民間船舶を公然と脅し、平和な町の民間インフラにミサイルや無人機で攻撃し、貿易ルートにて軍事的脅威を故意に生み出しながら、クレムリンは、黒海を危険地域に変貌させた。何よりもそれは、ロシアの船舶と、ロシア連邦の港やロシアにより一時的に占領されているウクライナ領に位置するウクライナの海洋港へ向けて黒海海上を進む船舶にとってである。あらゆるリスクの責任は、完全にロシア首脳陣にかかっている」と書かれている。
またウクライナ国防省は、黒海艦隊旗艦・巡洋艦「モスクワ」Moskva was the flagship of the Black Sea Fleetの2022年4月のオデーサ沖での末路が示すように、ウクライナ防衛戦力には、海でロシアの侵略に対抗するために必要な手段が揃っていると指摘した。その上で同省は、2023年7月21日0時00分から、黒海海上に位置し、ロシアあるいは被占領下ウクライナの海洋港へと向かう占領国の船舶全てを、軍用貨物品を輸送する、あらゆる関連リスクのあるものとみなされ得ると伝えた。参照記事 英文記事 過去ブログ:2023年4月露は首都キーウへのミサイル空爆強化 巡洋艦で27人死亡?:
2023年7月21日:EU外務・安全保障政策上級代表のボレル氏Josep Borrell, the European Union's foreign policy chief:右,は「ウクライナに軍事支援を提供するため200億ユーロ(約3兆1,206億円:年間50億ユーロ×4年)の資金確保を加盟国に提案する」と述べ、ウクライナ支援に活用していた欧州平和ファシリティ(EPF)への資金補充を訴えた。英文記事
ワシントン・ポスト紙は20日、「ウクライナ軍は南東地域で米国から受けったクラスター砲弾の使用を開始した」と報じ、マリンカMarinka近くでクラスター砲弾を使用したことを示す視覚的証拠が登場、さらにシルスキー司令官はバフムートBakhmutを奪還する理由を「ウクライナ人とってバフムート奪還は名誉の問題だ」と報じたBBCはシルスキー陸軍司令官との対談内容を公開、シルスキー司令官はバフムートを奪還する理由について「バフムートを守る戦いで我々は多くの仲間や兵士を失ったため、街の奪還は基本的に名誉の問題だ。素晴らしい街だったバフムートは廃墟になってしまったが、我々はこれを取り戻さなければならない。」と述べ、作戦上も重要な要衝だと強調した。参照記事 英文記事 映像:ウクライナによる戦車攻撃 BBC記録映像 バフムト近郊の地上戦と投降するロシア兵 ウクライナの自爆型ドローン攻撃
7月20日記事で、ロシア軍はドネツク市の西、クラスノホリウカKrasnohorivkaで攻撃を仕掛けたが、ウクライナ軍第79空挺旅団の活躍により大損害を出し撃退され、また同集落での戦いでロシア軍のUAV(無人機)部隊指揮官ミハイル・ルーチン Mikhail Luchin:左 が20日早朝、ウクライナの対戦車ミサイルStugna-P anti-tank missile system攻撃で死亡したと在る。 ミハイル・ルーチン氏に関しては、以前彼が自発的に集めた資金で(筆者:或いはその振りをして)ドローンを大量に西側通販へ発注した際、気づいたハッカーが全て大人のオモチャにすり替える事態が起きたと報道されている。英文記事 筆者の調べでは、クラスノホリウカの位置は、戦況報告や時系列から、ほぼマリンカMarinkaと同じ地域と見ていいようだ。参照記事 記録映像 英文記事 ここの戦闘記録映像で、ウクライナ軍が、クラスター砲弾を使用しているのが確認できる。記録映像 英文記事