
これより先、インドネシア紙の2023年7月12日付のインタビューでラブロフ氏は、西側諸国がロシア打倒を目指し続ける限りウクライナ侵攻の終結はないとの見解を示した。同氏は、ロシアによるウクライナ侵攻について「西側が、支配的立場を維持するための計画と、ウクライナ政府というかいらいを使ってロシアに戦略的敗北を味わわせるという妄執を捨て去るまで続く」と述べ、その上で「西側が姿勢を変える兆候はない。米国とその共犯らはウクライナに武器供与を続け、(ウォロディミル・ゼレンスキー〈Volodymyr Zelensky〉大統領に)戦い続けるよう圧力をかけている」との見方を示した。参照記事
、、、、言っている事は、ロシアの犯罪的侵略を正当化する詭弁で在り、身勝手な妄想を開陳しているに過ぎない。一笑に付して無視できないのは、こんなレトリック rhetoricを振りかざしながら、連日他国領土へミサイルを、砲弾を、銃弾を撃ち続けて破壊と殺戮を続けている事だ。戦争裁判で被告になったとしても、同じことを言うのだろう。彼の言い分を支持するインドネシア首相や政治家と言うのもどうかしている。例えいくらロシアから恩恵を受けていようとも、、、。


ロシアの2つの独立系メディア、メディアゾーナとメドゥーザMediazona and Meduzaは、ドイツのテュービンゲン大学Germany’s Tübingen Universityのデータサイエンティストと協力し、ロシア政府のデータを利用して、モスクワの最も極秘の秘密の1つである、ウクライナ侵攻による真の人的被害を明らかにした。英文記事 、、、「敵が攻めてくる」という元スパイの妄想の為に、命令とは言え他国に攻め込んで死んだロシア兵の、どこが英雄的なのか?一方、突然攻め込まれたウクライナにとって抵抗するのは現実的選択であり、小国の危機に支援するのは正義である。一滴の血は戦車より重く、独裁国家への安易な宥和策は、いづれ地雷を踏むことになる。欧米が、2014年のロシアのクリミア半島併合を見過ごした事が、今の戦争に繋がってはいまいか?



だが彼らの思いは裏切られ、ロシアが、2022年5月9日までにケリを点ける予定だった戦争は、少なくても来年まで続くと言われる長期戦になった。特に英国防相よ、勝つしか打開の道が無く、ウクライナが「もっと武器を」と言った所で、ためらう理由は無いだろう。すでに地域紛争の枠に収まらない、自由主義国家群と独裁国家の戦いなのだから、、。左図は、侵攻開始時 参照記事 過去ブログ:2023年7月ウクライナ戦争500日目の総括 何の戦果も無いロシア:2022年12月スロバキア外相が言及した第二次大戦前夜と英仏の宥和策:4月4月20日のウクライナ戦況 全ドンバス地域で激戦:3月ロシア軍は5月9日までにウクライナでの戦争終結?:2月常任理事国が当事者では国連機能無力化=安倍元首相とウクライナ:

バイデン米大統領は、ウクライナのNATO加盟プロセスは国内改革の達成にかかっているとしつつも、しかし、米国や同盟国からの安全保障分野の長期支援はそれに左右されないと発言した。さらに同氏は、「私たちは、ウクライナが地域の安定の柱となり、あらゆる脅威を抑止する、陸、空、海の強力かつ戦闘能力ある防衛を構築するのを支援していく」と強調した。参照記事
コメント
1. Posted by 甲東 2023年07月14日 17:23
ゼレンスキーは、NATO加盟の日程が不明確だったため不満たらたらだった。当然だが、ウ軍もかなりお疲れなんでしょう。F16の次は人員か。