tokyo-1 世界の科学や産業技術はめざましい発展を遂げているが、技術力でトップに立つのはどの国だろうか。米USニューズ&ワールド・レポート誌は、「最も技術的専門知識がある国」ランキングを発表している。それによると、最新版であり第7回目の発表となった2022年版ランキングは、次のような顔ぶれとなった。日本は1位に挙がっており、技術立国としての健在ぶりを世界に示している。記事には1位から15位までの個別解説がある。

右下図は73か国中10位までのランキング
FireShot Webpage Screenshot #500 - 'These Countries1位日本日本の技術的専門知識のスコアは100.0となり、調査対象の全73ヶ国のなかで唯一満点を獲得した。「イノベーション」「熟練した労働力」「デジタルインフラの発達」でも100.0のスコアを確保したほか、「教育人口」「(物理的)インフラの発達」でも99点台を記録しており、高いレベルを誇っている。

 これらの属性を含む「起業家精神」のサブカテゴリ全体では96.9点となり、こちらもドイツとアメリカに次ぐ世界第3位の高さとなった。ランキングを発表したUSニューズ&ワールド・リポート誌は、日本は東洋の伝統と西洋の文化を生活様式に取り入れて融合させており、また、世界で最も識字率が高く、技術的にも最も進んだ国の一つだと評価している。

13位スウェーデン北欧からもう1ヶ国、フィンランドの隣国であるスウェーデンがランク入りしている。医療と大学までの教育が無償化されており、世界有数の長寿国としても知られる。かつて導入されていた高い税率をもとに、今では充実した公共インフラが整う。「人生の質」の属性ではスコアが100点となっており、堂々の世界1位を誇っている。
14位フィンランドロシアと国境を接するフィンランドは、西側諸国とロシアをつなぐ北方の玄関口でもある。20世紀初頭までは、スウェーデンとロシアが支配を争っていた。教育面で世界的なリードを確実なものとしており、高い教育水準が技術力の源となっている可能性がありそうだ。「教育人口」の属性では、94.9点という高いスコアを叩き出している。参照記事 

Miyajima2022年10月の「世界で最も文化的影響力のある国ランキング」では、日本は4位:世界で最も識字率が高い国、日本。諸外国から文化的影響を受けながらも、古くからの伝統も重んじ、和洋混合のユニークな生活様式を作り出している。伝統芸術・古典芸能として世界から注目を集めるものは、茶道、華道、歌舞伎、能、日本庭園、俳句など枚挙にいとまがない。また、寿司、会席・懐石料理などを含めた和食がユネスコの無形文化遺産に登録され、食文化も世界に大きな影響を与えている。スポーツの分野では相撲、柔道がよく知られていたが、近年になり野球、サッカー、フィギュアスケートなどでも世界に通用する選手を輩出するようになり、注目を集めている。

、、、、このまま進めば、近い将来日本は世界のCo2削減に沿った自動車開発でも世界の先陣を切るだろう。すでにEV車でのCo2削減が机上の空論だった事が明確になり、日本の現実論が支持されつつある。さらに現在実用化に向け開発中の水素、合成燃料が地球温暖化のカギとなる可能性が高い。
各国の研究成果にも目覚ましいものがあるが、過去日本人が発明、商品化したシャープペンシル、インスタントラーメン、カラオケから光ファイバー、エアバッグ、カーボンナノチューブや青色発光ダイオード、リチウム電池の実用化商品化等、QRコード、絵文字、、無数の日本人の発見や技術が現在世界の隅々で使われている製品、医療、建築、宇宙開発等に応用され、それらの実績が、更に新たなイノベーションの発見に繋がっているようだ。一方で、教育の無償化、少子化、生物多様性への対策など、世界に遅れを取っている物も多い。多くの場合、硬直した行政システムが先進的なアイデアにチャレンジしないからで、同時にそのことが、若い人材が定着しない原因にもなっている。管理職は今一度、ピーター・ドラッカーの本でも読んで、マネジメントの勉強でもした方がいい。マネジメントとは人のことである。

nappi11 at 00:02│Comments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

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