
同社に対しては過去数年にわたり安全手順への懸念を示す声が続いていた。テキサス大学のマイケル・スターリー教授(海事法)は「乗客の遺族は恐らく並外れた富豪であるため、お金は実際問題ではないだろう。損害賠償を請求する以外の、訴える理由がある」と指摘。「事実を明らかにし、乗員に何が起きたのかを明らかにするために訴訟を考えるのではないか」と語った。

オーシャンゲートは先月時点で、タイタンの設計とエンジニアリングに米航空機メーカー、ボーイングと航空宇宙局(NASA)、ワシントン大学が協力したとウェブサイトで主張していたが、ボーイングは発表資料で、「ボーイングはタイタンのパートナーだったことはなく、設計や建造に関与したこともない」と説明、NASAは21日、資材と建造プロセスについて助言したが、テストは実施しておらず、建造にNASAの職員や施設を使ったこともないとする声明を公表した。ワシントン大学応用物理研究所の広報担当ケビン・ウィリアムズ氏は、タイタンの設計やエンジニアリングに同研究所は協力していないとCNNに述べた。参考:潜水艇不明、過去のツアーで延期やキャンセル相次ぐ 運航会社への訴訟も
オーシャンゲート・エクスペディションズ社の元パイロット、デビッド・ロクリッジ氏The pilot of OceanGate,David LochridgeはNBCからの取材に、5年前、「タイタン」のボディに使われている炭素被覆材が水深4000メートルまでの十分な潜水安全テストに合格しなかったことから、経営陣に対して「タイタン」の運用は危険だと注意を喚起していたことを明らかにした。ロクリッジ氏は後日、解雇された。

コメント
2. Posted by ん 2023年06月25日 22:02
社長が殉職してるんだから、どーしょーもないと思うがなあ。
バンジーでも似た様な念書を書かされると思うが、ハーネスのひもが半分ちぎれていたらどうなる。