

パリ市が五輪関係者に提案したのは、セーヌ川を開会式の会場とし、トライアスロンなどの競技にも使用することだった。だが、セーヌ川には金属や大腸菌が多く含まれているため、1923年以降、遊泳が禁止されている。セーヌ川が通る市内の地区では、住宅やオフィスの配管が古く、下水が漏れる問題に発生しており、大雨が降ると、路上の汚物がそのまま川に流れ込む。さらに、セーヌ川を利用する数多くの船が、汚水を直接川に捨てている。



当局は、仮に汚染度を許容範囲内に抑えたとしても、大会期間中に大雨が降れば、その努力は水の泡になりかねないと認識している。また、大雨は別の問題を引き起こす可能性もある。セーヌ川は近年、氾濫を繰り返しているのだ。こうしたリスクはあるものの、市当局は水質浄化計画について、五輪閉幕後も見据えた重要な投資だと考えている。アンヌ・イダルゴ市長は、都心部の自動車を減らし、空気の質を改善することを政策の柱に設定。緑地を増やし、自転車の利用を推進しながら、最終的には2025年にセーヌ川が遊泳用に一般に開放されるようになることを望んでいる。参照記事 英文記事 、、、、今頃浄化を検討しているとは、全長780Kmの河川対策としては余りに遅すぎで、予算も余りに少なすぎに思う。筆者の若い時期の無銭旅行の中でも、パリは汚く臭い街のイメージしかない。またパリはネズミの多さも問題で、最近では「ネズミとの共存」も言われている。参考:はびこるネズミにお手上げのパリ、600万匹と仲良く共存へ方針転換:
コメント
1. Posted by 甲東 2023年06月18日 06:15
へえー、来年オリンピックなんだー。世の中どんどん騒がしくなっている様な気がするが。セーヌ川の浄化はそれなりで良いのでは。フランスならプールは一杯ありそう。周辺国にも。
2. Posted by 甲東 2023年06月21日 05:55
フランス警察が、早くもパリ五輪組織委本部を家宅捜索したと。日本での実績(?)が世界中に知られていそう。ウの上を行く興行主IOC。
未だどちらもジャブの応酬だろう。
未だどちらもジャブの応酬だろう。