

マリャル氏は、写真上左は、ウクライナの「ブラッドレー」が「グラート」のロケット砲:左 の直撃を受けた後の写真だと伝えた。そして、同氏は、写真下右は、着弾後にうまく脱出できた乗員の写真であり、彼らは引き続き別の車両で課題を遂行したと伝えた。
同氏は、「損傷したブラッドレーはもう修理に出されている」とも書き込んだ。同氏は、「第47旅団が詳細を書いている。戦場でブラッドレーの砲塔にロケットの直撃があり、炎上した。乗員は安全に避難し、整備員・運転手(3枚目の写真)が同装甲車を安全な地点まで運び、火を消した。被害は、軍人1名の軽い脳しんとうだ」と報告した。
その上で同氏は、本件はブラッドレーの製造会社が主張している生存可能性が単なる言葉ではないことを証明しているとし、「ブラッドレーは、最も大切なもの、軍人の命を助けている。
そして、鉄はいつでも再生できるのだ」と強調した。さらに、同氏は、「壊すことのできない装備品など存在しないが、命を救う装備品は存在するのだ」と書き込んだ。
映像:USA Army Tests New Super Fighting Vehicle To Replace The M2 Bradley Fighting Vehicle Finally: US Built Its New Next Generation Bradley Fighting Vehicle M2ブラッドレーから発射されるTOW対戦車ミサイル
、、、個人的には、上記の場合、露のロケット弾が旧式で、直撃された場所も急所を外れた結果だろうと思う。露側の攻撃で、完全に破壊されたと思われる写真もある:右。
ロシアに侵略されるウクライナの戦後安全保障のあり方を巡る検討が本格化している。ウクライナが求める北大西洋条約機構(NATO)加盟には、現時点で米国をはじめNATO内で慎重論が強く、ウクライナの自衛に主要国が長期関与する案が代案に浮上。欧州の対露抑止のカギとなるため、7月にリトアニアで開かれるNATO首脳会議でも議論される。
ウクライナは1994年にウクライナが旧ソビエト時代の核兵器を放棄する見返りに、アメリカ、ロシア、イギリスの関係国がウクライナの安全を保障することが盛り込まれた"ブダペスト覚書" Budapest Memorandum on Security Assurances(安全保証に関するブダペスト覚書)を結んだが、しかし今回のロシアによるクリミア併合に続く侵略開始で、その覚書は全く機能せず、ウクライナとしては裏切られた思いが強く、戦勝を前提にウクライナは、より実効性のある保障を得る事を切望している。
この議論はG7など欧米の間で始まっており、ドイツのショルツ首相は「ウクライナの安全保障を同盟国と協議中だ。NATOの加盟国に与える保障とは異なるものとなる」と述べている。現実には起こりえないと見ていた核の脅威が浮上した今、どの国にとっても、特に専制主義国との対立が予想される自由主義陣営各国にとっては、今後のウクライナへの対応は重要な意味を持っている。参照記事 、、、この経緯を見れば、クリミア併合時に、西側の腰抜け様を見抜いたプーチンに大胆な妄想を抱(いだ)かせた米英の失策だと言う声が在るのも不思議はないのだ。ウクライナとすれば、そんなロシアとどんな合意を取り交わしても、安心できないと思って当然で、同時にそれが、今回英米、NATOがウクライナを勝たせると、断固たる決意をした理由だろう。
2023年6月16日:報道によれば、ウクライナ軍は戦場ですでにレオパルト、ブラッドレー数量を失っており、デンマークとオランダは、損失した分を補填する戦車の供給に資金を出そうとしているという。図は6月14日公開。参照記事
両国は、ラインメタル社が供給する14両の戦車の購入に資金を出したという。同紙の情報源によれば、契約はすでに締結済み。総額は、数億ユーロだという。この追加供与分の戦車は、来年1月にウクライナ軍に届けられるとし、それまでの期間、ラインメタル社が複数の国の装備庫からレオパルト2A4を集めて修理していくことになるという。その他、ライメンタル社は、レオパルト1、2以外に、ウクライナに歩兵戦闘車「マルダー:Marder」:右 と同車用弾薬も供給している。パッペルガー同社最高経営責任者(CEO)は、将来ウクライナで戦車と弾薬を製造することにつき同国と合意に至っているという。参照記事 ドイツは2023年1月、ウクライナに対して、重量31トンで、20mm機関砲とミラン対戦車ミサイル発射機を備えたマルダー40台を供与すると表明。引き渡しは3月下旬に始まっていた。参照記事:ウクライナが入手した独製戦闘車、防御力は最高峰 反転攻勢の強い味方に