1686165725-724e75874d-oleshky-googleウクライナ南部ヘルソン州Kherson Oblastのロシア占領下オレシュキ Oleshky市(ドニエプル川左岸:東岸)にて、カホウカダム Kakhovka dam決壊による洪水で住民3名が死亡したと報告された。リシチュク市長Mayor of Oleshky, Yevhen Ryshchukが公共放送局(ススピーリネ)に伝えた
同氏はまた、オレシュキの家屋は屋根の下あたりまで水位があがっており、通りの水位は3メートルに達しているとしつつ、同時にロシア占領政権は住民の避難を行っておらず、また自発的に町を去ることも認めていないと伝えた。同氏は、オレシュキ共同体(オレシュキ市と隣接12村)はロシアによる占領が始まるまで約4万人が暮らしていたが、占領が始まると人口は約20%となる約8000人まで減っていた指摘した。

FireShot Webpage Screenshot #842 - 'Ukraine dam_ Mapsリシチュク氏は、「私たちのところですでに1名が亡くなっている。現在病院でさらに2名だ。私は、死者はもっと多くなると思っている。多くの寝たきりの人は足が不自由だ。足が不自由な人がどうやって屋根に登れるというのだ」と伝えた。同氏はまた、ロシア軍人は夜遅くになってから住民の屋根からの避難を始めたとし、人々は病院に集まっていると伝えた。参照記事 

screenshot(14)、、右図で、青い丸が西岸ウクライナ支配地域の洪水被災地、住民避難地域を示している。ロシア占領地東岸の赤い丸が現在洪水被災地。

左図では、洪水発生前と発生後6月7日の川幅の変化を衛星写真で比較している。カホウカダム Kakhovka dam下流の、東岸(左岸、南側:ロシア占領地)が広範囲に水害を受けているが、これは東岸が西岸(右岸、北側)より低地で、湿地帯や運河の多いことが原因で、ここで陣地を抱えていた多くのロシア部隊が被災し流されたと報告されているが、詳細は不明。

FireShot Webpage Screenshot #846 - 'Ukraine dam_FireShot Webpage Screenshot #845 - 'ダムの破壊により、約130キロ上流にあるザポリージャ原子力発電所の状況に対する懸念が高まっている。この貯水池は発電所に冷却水を提供しており、同発電所もロシアの管理下にあるが、現在、貯水池は急速に空になっている。しかし、国際原子力機関(IAEA)は、発電所を冷却するための代替の水FireShot Webpage Screenshot #847 - 'Ukraine dam源があると述べている。

ヘルソン市khersonの南部は広範囲に水害の影響を受けているが、多くの住民はロシアの攻撃を避けて避難済みと言われていた。 英文記事 映像記事:『ロシア・プーチン氏に遠心力/反転攻勢を有利に“シェーピング作戦”とは』  過去ブログ:2023年6月予測されていたカホフカ水力発電所のダム破壊 ウクライナ 



nappi11 at 00:02│Comments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加

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