2023年04月24日  環境 自然 個人

_129403098_whitestorkgettyimages-13567358602023年4月20日、生物多様性の減少を食い止めるという、世界の国々が団結して掲げた野心的な目標は、すでに達成不可能になりつつあるかもしれない――。そう示唆する研究結果がこのほどイギリスで発表された。

世界188カ国は2022年12月、生物多様性保護のため、2030年までに陸地と海の30%を保全地域にするなどとした野心的な目標を採択した。食品廃棄物の半減や、生物多様性に害を及ぼす補助金の廃止なども盛り込んでいる。

しかし、今回の研究に関わった科学者らは、生物多様性に関するこれまでの分析は、気候変動と生息地喪失が動物の個体数に及ぼす影響が過小評価されていると指摘。目標達成は難しいとの見解を示している。研究は、鳥類と哺乳類(ほにゅうるい)の計600種以上について個体数の傾向を分析した。結果は英王立協会の紀要「プロシーディングスB」に掲載された。それによると、気候変動や生息地の喪失などの要因は影響が現れるまで数十年のタイムラグがあるが、これまでのモデリングによる分析では、それがほとんど無視されていたことがわかった。そのため、生物多様性の減少は、考えられている以上に深刻化している可能性があるという。、、。参照記事

 、、、世界が決めた生物多様性の対象は、野生動物、鳥類から魚類、昆虫と広範囲で、どうしても抽象的概念の啓蒙だけに終わる傾向がある。もう一歩も二歩も踏み込んで、それらが残された自然で繁殖できなければ、自然保護では無く、人工的に餌となる自然を豊かに再生する必要がある。今のままでは、気が付けば周りの生物の姿、形が消え去っていると言う日が来るだろう。今生きている者としてできる事は無いかと、一人一人が何か、微力でもすべきだろう。筆者の目の前に小さな川が在り、カモなど水鳥の生息地だ。時間を作ってはゴミをさらっている。時には油まみれの機械まで投げられている。それらを引き上げる悪戦苦闘が今日も続いている。



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