2023年04月20日  犯罪 メキシコ 中南米
hqdefault 234過去ブログ:2022年2月メキシコ麻薬カルテル勢力分布図2021年8月~2022年~:以降の分布図が掲載されていたので以下に編集して記録する。参照英文記事
一時、メキシコ全域を支配する勢いだった新ハリスコ・カルテルCJNGの勢いが止まったかに見えたが、依然として血なまぐさいカルテル間の抗争や、警察や軍との銃撃戦は頻発している。また一方で、シナロア・カルテルCDSが勢力を拡大している。この図には曖昧な部分もあるが、多数の犯罪組織が群雄割拠の状態では、正確な把握は困難だろうとも思う。各カルテルについては、過去ブログや、最近のメキシコ麻薬犯罪の記事を参照願いたい。過去ブログ:2023年4月米司法省の合成麻薬取締強化で浮上した中国、グアテマラ
Nuevo-Laredo-Map-1IADZ54DA4RC6ZAI4LUUOAA3FGYメキシコでは犯罪多発国が故の悲惨な事件も起きていて、アメリカ合衆国との国境の街タマウリパス州ヌエボ ラレド市(Nuevo Laredo, Tamaulipas)で2023年4月16日午前9時ころ、5人以上が乗ったバンを国家警備隊National Guard troopsの隊員が銃撃し、胎児と54歳の男性が死亡した。家族が乗ったテキサス州ナンバーのシボレータホが、リブラミエント Mex Ⅱ街道の8km地点で国家警備隊から銃撃を受けたもので、国家警備隊と思われる隊員は、高速道路に入ったシボレー・タオが停車するまで発砲を続けている。
95dccbea撃たれたのは妊娠8ヶ月の妊婦ミリアム マリアナ15歳と夫のルイス アダン24歳、エドウィン レオネル11歳、ベロニカ パトリシア24歳、ヘスス フェリペ54歳で、右の腰と太ももを撃たれたヘスス フェリぺが死亡し、足と臀部を撃たれた妊娠8ヶ月のミリアム マリアナは帝王切開を受けたが、死産だった。ミリアムは妹のアレハンドラに電話をかけ、国家警備隊の部隊が自分たちを追跡し、理由もなく発砲してきたと訴えている。英文記事 英文記事  参照記事 、、、メキシコでは犯罪組織の重武装化から、捜査にメキシコ軍海兵隊も参加するが、双方の過激な対応で多くの住民が行方不明になり社会問題化している。

nappi11 at 00:02│Comments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

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