630_360_1675929894-434ドイツ連邦共和国のショルツ(Olaf Scholz)首相は2023年2月24日、ロシアのウクライナ侵略戦争の1年はターニングポイントの1年となり、ロシア大統領の敗北を示すものとなったと発言した。これに先立ち首相は23日、独公共放送ZDFのインタビューで、中国はこれまでロシアのウクライナ侵攻に反対したことがないと指摘し、「中国に幻想を抱いてはならない」と警告した。参照記事 参照記事 過去ブログ:2023年2月ドイツ有力誌、中国企業が露に無人攻撃機引き渡すと暴露
同氏は、「2月24日以降世界はもう、それまでのものとは違う。私たちは、ターニングポイントを迎えている。昨年を振り返る1人1人が、ロシア大統領の敗北を認めるだろう。ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)は分断に賭けて、反対のものを得たのだ。ウクライナはかつてないほどに団結している。EUはウクライナのそばにいる」と発言した。
FpuZMxkakAIJTaMFireShot Webpage Screenshot #647 - 'Russian Offensiveまた、ロシアが不断の侵略戦争を遂行しているが、皆がウクライナ人の自由を防衛する戦いにおける覚悟と勇敢さに心を打たれていると伝え、ドイツはウクライナの側に堅固に立っており、今日も未来も、財政、人道、武器の面でウクライナ人を必要な限り支えるとし、ドイツの対ウクライナ支援は総額140億ユーロに上っていると伝えた。
その他、西側やドイツの武器の共有が戦争を長引かせているのではなく、全くもって反対であるとし、ロシア大統領が自らの帝国的目的が達成できないことを理解するのが早ければ早いほど、戦争が終わるチャンスは大きくなると指摘し、プーチンこそが戦争を終わらせることができると強調した。

さらに、戦争関連のあらゆる挑戦の中でも、ドイツは状況に対応してきたとし、数か月間でロシアのエネルギーからの依存脱却を実現し、ガスと石油も十分なだけあるし、経済の深刻な後退は生じておらず、ドイツ国民は100万人以上のウクライナ難民を受け入れたとし、自国民に対して謝意を伝えた。過去ブログ:2023年2月プーチンは中国を蚊帳(かや)の外扱い :2月ベルギーがウクライナへ無人潜水艇と訓練を提供。日本も注目すべき

index ういj sたmpウクライナの新しい切手は、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領に似た男が少年との柔道の試合中にひっくり返されている様子を描いている。絵の題材は、英国の有名なアーチスト・バンクシー:Banksyが、ウクライナの首都キエフKyiv近くの廃墟になった壁に残したものだ。英文記事  

2023年2月26日:ウクライナ軍のミサイル攻撃を警戒してか、ロシア軍はクリミアCrimeaで新たな防衛要塞 new defence fortifications を構築し、防衛体制を強化していると報道された。ロシア・チェリャビンスク州Chelyabinsk Oblastから150人の徴用兵が導入されたとある。職務がa range of engineering tasks.とあるので、レーダーなど、防衛装備の設置がメインではないだろうか。:英文記事 

 



nappi11 at 00:02│Comments(1) このエントリーをはてなブックマークに追加

コメント

1. Posted by 甲東   2023年02月27日 07:37
イギリスのYouGovという調査会社等々によると、インド、トルコ、中国、ロシアでは、NATO相手にロシアはよく頑張ってるやん、結構強いやん、が一番多い反応と。特に、インドがそう。あくまでも一般国民を相手の調査。
ある人が、“ロシアの流す荒唐無稽なお話は西側では陰謀論者しか信じないが、それ以外の地域の一般国民には結構な効果がある。ロシアが稚拙な嘘を吐き続ける理由”、と言っている。世の中いろいろ。アメリカに大きな違和感を持つ国も多い。政権におもねるマスコミも多い。
経済制裁も思う様には行かない。キルギス、カザフ、アルメニアのEU、イギリスからの去年の輸入量は前年の倍、1.5倍になっていると。その先は不明。

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