2023年02月26日  商業 経済 環境 自然
FireShot Webpage Screenshot #643 - '拡大画像【ASCII.jp】'パナソニックが中国にある自社工場で水素を燃料とした発電システムを稼働させた。「脱炭素」を目指す中国で水素を燃料とした水素燃料発電システムの販売拡大を目指す考えで、中国・江蘇省無錫市にあるパナソニックの電池工場で、2023年2月24日、水素を使った発電システムが稼働し、メディアに公開された。
燃料電池は水素と空気中の酸素を化学反応させて、電気エネルギーや熱エネルギーを発生させる装置。特に水素燃料発電システムは、都市ガスから水素を取り出す燃料電池と比べ二酸化炭素(CO2)削減効果が高い。「水素燃料電池」への水素は、太陽光発電で製造された物をパイプラインや遠隔地へ専用タンクローリーやボンベで供給される。ゆくゆくは、水素自動車の普及にも繋げたい計画のようだ。

FireShot Webpage Screenshot #644 - 'パナソニック 中国今回工場内で使う電力は水素と太陽光発電で賄われ、二酸化炭素の排出は実質ゼロになる。二酸化炭素の排出量が世界最大の中国は、2030年までに排出量をピークアウトさせ、2060年までに実質ゼロにする目標を掲げている。
FireShot Webpage Screenshot #646 - 'パナ、中国で燃料電池販パナソニックはまた、中国の自治体や企業に働き掛け、写真写真左右の、据え置き型の「水素燃料電池」の中国での販売を2023年4月から開始すると発表した。発電で出た熱を冷房と暖房の両方に活用する、同社として世界初の仕組みを採用しており、気温の高い中国南部や東南アジアなど冷房電力の需要が多い地域での展開に役立てる。

燃料電池内部で水素と酸素を化学反応させたとき、一度にすべての水素が酸素と反応してくれるわけではなく、一部の水素が余ってしまうのです。そのため、余った水素を循環させ、再び発電に使用するようになっているが、燃料電池の高効率化を実現するためには、この循環を繰り返すことで余りの水素を減らす必要がある。FireShot Webpage Screenshot #645 - '高効率な燃料電池開発のカギ!しかしこれまでは、どれくらいの水素が余っているのかを測る手段が乏しく、ある程度は推測に頼らざるを得なかったため、設計を行うのが難しい状況にあった。パナソニック エレクトリックワーク社は、高効率な燃料電池開発のカギである 「超音波式水素流量計」:右 を開発、製造し、これで水素の流量・濃度を高精度で測ることができ、流量・濃度に加えて、業界で初めて温度・湿度・圧力も同時にモニタリング可能にした。参照記事 参照記事 参照記事 過去ブログ:2022年5月マツダロータリーエンジンなぜ水素燃料と相性が良い?保存記事:2021年10月日本商社、海外でアンモニア製造プラント着工とメリット:2021年7月トヨタMIRAIの満タン水素で1040.5km走破!燃費は197km/kg!:2020年12月新型液体燃料「e-fuel(イーフューエル)」開発に 日本:2019年7月トヨタが水素燃料電池車生産を10倍に引き上げ:2019年4月中国EV補助金削減 水素自動車にシフト トヨタ視察がきっかけ?:2018年3月ロンドンでトヨタの水素燃料電池公用車「MIRAI」走る 英国

nappi11 at 00:01│Comments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

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