
同決議は、11項目から構成されており、ウクライナにおける国連憲章の原則に基づいた包括的で正義があり持続的な平和のできるだけ早い達成が必要だと強調するものとなっており、加えて国連加盟国と国際機関に対して、そのための外交的努力への支持を倍加することを要請している。
また決議は、同時にロシア連邦に対して、ウクライナ領からの全自国軍の「速やかで、完全かつ無条件の」撤退と戦闘行為の停止を要求し、捕虜の完全な交換、違法に拘束した人物全員の解放、強制移送されたり追放されたりした児童含む民間人全員の帰還を呼びかけている。さらに、ウクライナの重要インフラや、住宅、学校、病院をはじめとする民間施設への攻撃の即時停止が要請され、その他、ウクライナ領で実行された最重要犯罪の国際法に従った責任追求をしかるべく独立した捜査と国内・国際レベルでの裁判追訴によって確保することが必要だと強調されている。参照記事
米国は、ロシアのウクライナ侵攻開始から1年となる2023年2月24日、ロシアに対する「広範な」追加制裁を発表する。カリーヌ・ジャンピエール(Karine Jean-Pierre)米大統領報道官が23日、明らかにした。ジャンピエール氏は記者会見で、追加制裁はウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)政権の収入源となっている主要分野が対象になると説明。参照記事 過去ブログ:2023年2月ロシアの民間軍事会社ワグナー・グループの収入源とその額:2月プーチン、プリゴジンを支える保守強硬派コワルチュクとは?:参考:中国はロシアにどんな支援をしているのか? ウクライナ侵攻
オーストラリア政府は2月24日、ロシアによる侵攻から1年が経過したウクライナを支援するため、偵察用ドローンを供与すると発表した。費用は3300万豪ドル(約30億円)。マールズ国防相は声明で「ウクライナ軍がロシアの不当な侵略と戦い続ける中で、監視・偵察能力の向上につながる」と強調した。参照記事:参考・ウクライナ戦争の矢面に立つ国際交渉の場ジュネーブ:
、、、これまで記録した戦争の中で、ウクライナ戦争が際立っているのは、使用されている兵器の多様さと無人兵器の登場、携行兵器の性能向上だ。核兵器以外はあらゆるものが使用され、機甲部隊を突入させたロシアは大損害を出している。そして特筆すべきは、侵略の実行者プーチンが、戦略核の使用をほのめかしたことだ。プーチン、最悪の男だ。映像:Blinken Recalls Warning Putin On Use Of Tactical Nuclear Weapons:
映像:ロシア戦車にドローンで燃料気化榴弾(サーモバリック手榴弾)Thermobaric Grenade投下:ドローンでの利用は、小型軽量で運ぶのに負担が少なく、殺傷力がある為だろう:右の左から2つ目がウクライナ製RGT-27S2 thermobaric grenade:サーモバリックグレナード 。
サーモバリック弾薬は、可燃性物質のエアロゾル気体の大量爆発の影響に基づき、気体体積が大きいため、衝撃波のエネルギーはより遠くの敵にまで影響する。爆発は 2 段階で発生し、最初に、小さな爆薬が爆発し、可燃性物質の気体が拡散する。その後、2 番目の爆薬が遅延爆発し、エアロゾルの気体が爆発する。爆発時、重量が600グラム以下のRGT-27手榴弾では、13 m3の気体を4秒間発生させ、2,500〜3,000°Cの温度に達する。これにより、人的資源を破壊するだけでなく、軽装甲装備を無効にする。口径40mmの発射タイプ、さらに大型のロケットタイプもあり、多く使われている。映像 英文記事 映像:あるウクライナドローンオペレーターの証言:Ukrainian drone operator "Skyba" in Donbas (full) (subtitles):