
2023年2月11日、ロシア軍の進攻に関する主張が食い違う中、ロシア軍はスヴァトヴ Svatove北西で攻 撃活動を継続したと報じられた。あるロシアの軍事ブロガーは、フリャニキフカHryanykivka(スヴァトベの北西53km)付近での戦闘が続いており、ロシア軍はドヴォリチナDvorichna(スヴァトベの北西55km)を制圧したと主張しているロシア防衛省(MOD)は、ロシア軍がドヴォリチナ(スヴァトベの北西53km)を2月10日に完全に占領したと主張しており、その軍事ブロガーが2箇所の入植地を間違えた可能性も考えられる。別の著名な軍事ブロガーは、ロシア軍がドヴォリチュネを占領したかどうかを評価するのは時期尚早だと主張したが、別の軍事ブロガーは、この軍事ブロガーがドヴォリチュネとドヴォリチュナを取り違えた可能性が高いと述べた。

ロシア軍はドネツク州 Donetsk Oblastでの攻撃作戦を優先して続けている。ウクライナ軍最高司令官ヴァレリー・ザルジニ将軍Ukrainian Commander in Chief General Valery Zaluzhnyiは、2月11日に米国統合参謀本部議長マーク・ミリー将軍に対し、ロシア軍はドネツク市方面で毎日最大50回の攻撃を行い、バフムートBakhmut周辺では絶え間ない攻撃を実施していると述べた。 ザルズィーニは、ヴフレダーとマリンカVuhledar( ウグレダルUgledar)and Marinka 周辺で激しい戦闘が続いており、ウクライナ軍がドネツク州で以前に失った位置を取り戻すことに成功したと述べた。
英国国防情報局は、2023年2月12日の記事で、バフムートBakhmutやヴフレダーVuhledar( ウグレダルUgledar)での2月に

入って約2週間ほどのロシア兵戦死者が記録的に急増し、1日平均が824人で、2022年6-7月の4倍であるとした(計算方法には不明な点もあるが)。原因は、ロシア軍の戦線全体での、訓練された人材、調整、資源の不足など、様々な要因によるものだろうと指摘している。右図は、ウクライナ国防省調べによる2022年2月のロシア軍侵略開始以降の各月別の1日平均ロシア兵戦死者数の推移。
参照記事 この地域に露軍は大量の動員兵を送り込んでおり、訓練や装備の不足でロシア側に戦死者が大量に出ているとは言われていたが、集計でもそれが確認されたようだ。映像:
バフムトでウクライナの砲撃で炎上する露軍戦闘車。 
バフムトでワグネル傭兵:左 と戦ったウクライナ兵の話では、彼ら傭兵は薬物を使っており、流血しながらも突っ込んできて、大量失血で倒れると言う。軍規も乱れていて、傭兵部隊で上官が斧で仲間兵士に惨殺される映像も流れたが、真偽は不明。 ロシア軍で、恐らく脱走とか、問題が多発したのだろう、囚人の傭兵採用は止めたようだ。
PMC Commander Axed By His Own Comrades ドローンでの露軍への攻撃 英文記事
露軍ザポリージア州占領当局のウラジミール・ロゴフZaporizhia Oblast occupation official Vladimir Rogovは、ウクライナ軍がザポリージア州の前線に沿って破壊工作と偵察活動を強化したと主張した。 ロゴフはまた、ウクライナ軍が将来の反撃の可能性に備えて準備しているという懸念を引き続き表明している。ロシア軍は、占領されたザポリージア州の北にあるカホフカ貯水池Kakhovka Reservoir north of occupied Zaporizhia Oblast. の水を抜いているようであるが、カホフカ貯水池Kakhovka Reservoirの水は、右図のように運河で送られ、露軍占領地クリミア半島にとっても非常に重要である。
参照記事 
国連総会のウクライナに関する会合は2023年2月22日に始まると発表され、各国のスピーチは、次の日まで続く見込みで、最後に総括として決議案採択の投票が行われる。
決議案は、ロシアとベラルーシ以外の全ての国連加盟国に送付済みだという。
決議案では、ウクライナにて、国連憲章の原則に従った、包括的で正義のある強固な平和のできるだけ早い達成が不可欠であると強調され、国連憲章は、全ての加盟国は国際関係において、武力による威嚇または武力の行使を、いかなる国の領土一体性や政治的独立に対するものも慎まなければならず、対立を平和的手段で解決することを定めている。さらに同案は、国連総会からロシアへの、
全てのロシア軍を国際的に認められたウクライナ領から速やかかつ完全に撤退させることを求めたこれまでの要求を繰り返すとともに、改めて、武力による威嚇あるいは武力の行使によって得られた領土はいかなるものも合法とはみなされることはないことが確認されている。参照記事 英文記事
米政治専門サイト「ポリティコ」は12日、ウクライナ東部ドネツク州ブフレダールをめぐる戦闘で、ロシア軍が精鋭の第155海軍歩兵旅団全体を失った可能性があると報じた。ウクライナのメディア「キーウ・インディペンデント」が13日、伝えた。
ウクライナ国防軍タブリスキー地区の統合プレスセンター責任者がポリティコに語ったところによると、「指揮官を含む多数の敵軍が、ブフレダールとマリンカ近くで撃退された」と主張。旅団は約5千人の兵士で構成されるが、そのほとんどが死傷または捕虜になったと見積もっているという。
また、「第155旅団は3回人員を補充しなければならなかった。最初が(首都キーウ近郊の)イルピンとブチャの後、ドネツク近郊で敗北したときが2度目。そして今回、ブフレダール周辺で旅団のほぼ全体が破壊された」と話した。
朝日新聞デジタル 2/13 ロシア軍、精鋭の旅団5千人を東部での戦闘で失った可能性 米サイト
露助の言う「大祖国戦争」でも軍事ド素人のヒットラーが同じように戦術レベルに口を出して、兵力30万のドイツ国防軍第6軍がスターリングラードで包囲され降伏、戦後ドイツに帰還できたのは約5000人と言われてる。さっさと柔軟に後退すればこんな悲劇は避けれた。この後ドイツ軍は独ソ戦で二度と主導権を握ることはなかった。
いくら間抜けのスパイ上がりでもそれぐらいは勉強しただろうが、と私は思った。w