
この攻撃は、2022年12月31日深夜から、米国提供の高機動ロケット砲システム(HIMARS)によりウクライナ軍が行ったもので、当時ウクライナ側は、2022年末から新年にかけての数か所への攻撃で、600人以上を殺害したと公表していたもので、ウクライナ側はマキイウカだけで、ロシア兵の死者は約400人、負傷者約300人と発表していた。今回、英防衛省はマケエフカだけで300人以上の死傷者が出たと公表した。ロシア側は、兵士らが禁止されている携帯電話を違法に使用し、それで位置情報が漏れた結果だと説明したが、近くに弾薬や大量の戦車や車両が保管されていたのが被害を大きくしたとの指摘も出ていた。参照記事 過去ブログ:2023年1月バフムト攻防の露の目的は塩と石膏?露は春に50万人動員? 英文記事と映像 映像


英国防省は「ロシアの公式発表に偽情報がまん延していることを表すものだ」と指摘。軍幹部が意図的にうそをついたり、その下の立場にいる者が失敗を軽く見せようとしたりすることが組み合わされ、こうした現象が起きるとの見方も示した。参照記事 、、、この後ロシアは、報復として大量のミサイルをウクライナへ発射した。過去ブログ:2023年1月ドネツク州バフムト、同州西部の小都市ウグレダルで激戦?
2023年1月30日:気になる記事がある。ウクライナ参謀本部が、ルハンスク州のロシア軍占領地域の病院の医師が、入院中の300人のロシア兵の治療を拒否したと報告した。
兵士らは、ワグネルグループ Wagner Groupが刑務所の囚人からかき集めた傭兵で、彼ら約300人のワーグナー傭兵Wagner mercenariesのほとんどがHIV/AIDS、梅毒、結核、肺炎などの病気のキャリアであるため、医師が医療支援を拒否していると言う。ロシア側は占領地の病院を積極的に軍事病院に変えている。一方、地元住民は、病院が負傷した侵略者でいっぱいであることを理由に、医療援助を拒否されている。ウクライナ国防情報部のプレスサービスによると、ワーグナーはそうした元受刑者にHIVは赤、肝炎は白のリストバンドで印をつけるという。HIVや肝炎に感染した複数の戦闘員がすでにウクライナの捕虜となっており、メディアは、ワグナーによる感染囚の大量採用に関する報告を確認したと報じている。写真左のロシア傭兵はHIV/AIDSとC型肝炎に罹っている。英文記事 ウクライナ軍では、この事は相当前から知られていた。はワグナーグループは、ウクライナ東部ドンバス戦線に約5万人の兵力を配置し、そのうち1万人が傭兵で、残りの4万人は囚人だと米国など西側の情報当局は推定している。、、、、想像では、元受刑者たちは刑務所で十分な治療が受けられず、敢えて傭兵に志願して負傷した治療のついでに病気治療をしようと思ったのでは?あるいは、ウクライナ側の治療を当てにして捕虜になっている可能性もある。外科病棟にそんな負傷兵ばかりでは、外科医、戦傷専門医が治療拒否するのも理解できる。 英文記事
2023年2月1日:ロシアのクラスノフ検事総長は1月31日、「違法に動員」された9000人余りが帰宅したとプーチン大統領に報告した。同氏はクレムリン(ロシア大統領府)でプーチン氏と会談し、監視の取り組みにより、健康上の理由など、いかなる場合であっても動員されるべきでなかった人を含めて違法に動員された民間人9000人余りが帰宅したと伝えた。参照記事