アルメニア、アゼルバイジャン両国は今年9月、係争地ナゴルノカラバフ(Nagorno-Karabakh)をめぐって交戦。双方合わせて280人以上が死亡した。この時、CSTO加盟国のアルメニアは、ロシアに軍事支援を要請。ロシアは集団安全保障条約に基づき、アルメニアが他国に侵攻された場合、同国を防衛する義務がある。だが、アゼルバイジャンとも緊密な関係を保っているロシアはすぐには支援要請に応じず、CSTOは事務総長を紛争地域に派遣し、状況を分析する作業部会を設置する案を示すにとどめた。
パシニャン氏は首都エレバンで開催されたCSTO首脳会議で、「アルメニアがCSTOに加盟していながら、アゼルバイジャンの侵略を防げなかった事態に失望」したと主張。、、、、プーチンの頼みの綱である集団安全保障条約機構(CSTO)に亀裂が入り、会議で面子をつぶされたプーチンだが、加盟国へはウクライナ戦争支援を求めざるを得なかった。アルメニアの首相とすれば、いざという時無視され、兵員や物資の支援を求めるとは虫が良すぎるという心境だろう。加盟国であるタジキスタンも以前、ロシアのウクライナ政策に対し批判的な見解を述べている。トルコの支援の、すでにCSTOを脱退しているアゼルバイジャンには、軍事的圧力の行使も仲裁もできなかったのが現実で、プーチンの威信は地に落ちたと言えるだろう。また、プーチン大統領がウクライナ情勢について説明したのに対して、カザフスタンのトカエフ大統領は、「和平を模索する時が来た」と苦言を呈した。盟友のベラルーシのルカシェンコ大統領も最近、ウクライナ戦争への軍事的参加は避けたいと述べているが、真意は不明だ。参照記事 参照記事 過去ブログ:2022年10月ベラルーシ大統領、ロシアのウクライナ侵攻に参戦しない意向を示す 10月旧ソ連構成国でつくる独立国家共同体(CIS)に陰り 9月ロシア連邦構成国でも強制動員への反発 動員リストにミス?
コメント
[モスクワ 24日 ロイター] - ロシア大統領府(クレムリン)は24日、ウクライナのエネルギー関連施設に対する攻撃が民間人を標的としたものであるという見方を否定した。同時に、ウクライナ政府が紛争終結に向けロシアの要求に応じれば、市民の「苦痛を終わらせる」ことができるという認識を示した。
ロシア軍によるウクライナ全土の主要インフラに対するミサイル攻撃によって、各地では停電や断水が発生。気温が氷点下となる中、数百万人の市民が数時間もしくは数日間にわたり、暖房や水のない生活を強いられる状況となっている。
クレムリンのぺスコフ報道官は「『社会的』な標的に対する攻撃は行われておらず、細心の注意が払われている」と強調。「直接もしくは間接的な軍事的潜在力については状況に応じ、攻撃の対象となる」と述べた。
ウクライナ市民の苦しみとプーチン大統領の立場についてどのように折り合いをつけるのかという質問に対しては、「ウクライナ指導部には、ロシア側の要求を満たす形で状況を解決し、ウクライナ市民の苦しみを終わらせるあらゆる機会がある」と応じた。
ロイター 11/25 ウクライナ政府、市民の苦痛終わらせること可能=ロシア大統領府
支那の外交部の報道官も大概だが、露助のこいつは・・・!
こんな奴らと交渉しても約束を守るとはとても思えない。w
欧米にも多くの移民、大金持ちがいるが、恐らく乖離が甚だしいのだろう。先は長そう。