20221024ax04S_p6ac3a27e2022年10月24日早朝、黄海上で韓国軍が海上軍事境界線を侵犯した北朝鮮商船(ムポ号)に警告射撃をした。対して北朝鮮は韓国艦が侵犯したと主張し、対抗措置として砲撃をする事態となっている。北朝鮮商船がNLL(海上の38度線)を侵犯したのは5年9ヵ月ぶり。
韓国軍は商船のNLL侵犯の前と後に1回ずつ警告通信を行った。しかし、商船は南下を続け、軍は2度にわたって20発の警告射撃で対応した。この過程で、海軍艦艇だけでなくKF16など戦闘機まで現場に出動した。商船はNLL以南3.3キロまで南下し、午前4時20分頃NLL以北に方向を変えた。
bf45f6f1-s、、、米朝が非核化の交渉を模索中の2018年9月19日、文在寅(ムン・ジェイン)前大統領は「9・19南北軍事合意」で「北朝鮮はNLLを認めた」と唐突に発表したが、実際はその正反対で、当時米国は文在寅のスタンドプレーに激怒し、これまでも北朝鮮は再三、北方限界線(NLL)を認めていないと通告していた。この件を機に、文在寅(ムン・ジェイン)は、国際外交上のお調子者、邪魔者となり、支持率はさらに下降した。 過去ブログ:2018年10月追記:韓国の迷走にしか見えないが、>米国務長官激怒の報道 10月追記:韓国の迷走止まず 
韓国の聯合ニュースなどによる、今回の、このインシデントを時系列に並べると次の通り。
8616206_024日午前3時42分:北朝鮮商船が白ニョン島(白翎島:ペンニョンド、ペクリョンド)北東の黄海上の北方限界線を越境(韓国側発表)。韓国軍が警告射撃。
午前3時50分:北朝鮮は韓国の護衛艦が北朝鮮との軍事境界線を侵犯したと発表。韓国船は軍事境界線から2.5~5キロ深くまで侵入し、「不審船に対応する名目」で警告射撃を行ったと主張。(国際社会は北朝鮮が任意に引いたこの海上警備界線を認めていない。)
午前5時15分:北朝鮮が対抗措置として、海上緩衝区域に多連装ロケット砲10発を発射。参照記事 参照記事
ロシア科学アカデミー極東研究所朝鮮研究センターのコンスタンチン・アスモロフ研究員は米国は尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権が反中国および反ロシアのプロジェクトに参加するよう、韓国に対して積極的に圧力をかけている、そのため韓国は他の非友好国とは異なり、ロシアの方向で先頭に躍り出るのではなく、列の最後に移動する代わりに、北朝鮮の方向で今回のような行動を展開しようと努力している」と述べた。、、、適切な分析とも思わないが、ロシアらしい見方ではある。
FireShot Webpage Screenshot #2194 - 'グアム島に届くこんな事より日本は、北朝鮮が10月4日に発射した弾道ミサイルが5年ぶりに自国の上空を通過すると、日米はきわめて敏感な反応を見せ、米国防総省は10月20日、防衛産業企業「レイセオン」が製造するSM-6ミサイル32基を日本に販売することを国務省が承認したと明らかにした。
FireShot Webpage Screenshot #2195 - '北朝鮮のミサイル発日本が総額4億5千万ドル(約670億円)を投入する同ミサイル導入事業は、米議会の承認のみを残すことになった。  SM-6は、イージス艦に配備し航空機、艦艇、弾道ミサイルなど多様な標的を打撃する兵器だ。韓国軍も来年から同ミサイルを導入する計画だ。参照記事、、、、日本が本格的なミサイル防衛に入る流れで、今後の自衛隊の組織体系、訓練内容も変わってくるだろう。



nappi11 at 00:02│Comments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

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