FireShot Webpage Screenshot #2187 - 'Russian OffensiveFireShot Webpage Screenshot #2186 - 'Ukraine Interac2022年10月23日:ロシアの支配下にあるウクライナ東部の町ヒルスケHirs'ke( Hirske)に、全長2キロ弱の対戦車防御施設が建設されていることが分かった。米宇宙企業マクサー・テクノロジーズの衛星画像から明らかになった。ヒルスケ は、ウクライナ東部ルハンシク州のセヴェロドネツィク地区の市である。Hirs'ke、Severodonetsk,Luhansk region(Oblast).ロシアの2メディアは傭兵集団「ワグネル」mercenary group・Wagnerに触れ、この防御施設を「ワグネル線」と形容した。ロシア軍系のメディア「ズベズダTV」によると、ウクライナ軍が一帯で突破を図ろうとした場合、この施設が「第2防衛線」になるという。

06916f-cb1c-4bb7-84ce-a8e98546b707防御施設 (fortification;要塞)は4列に並ぶセメントのピラミッドで構成されており、ロシアはこれによりウクライナの車両や戦車の東進を防ぐことを期待している。防御施設の後方には大きな塹壕(ざんごう)もある。

欧州宇宙機関(ESA)の衛星画像からは、塹壕の掘削が2カ所に分けて行われたことがうかがえる。1カ所目は9月25日から掘削が始まり、2カ所目の掘削は9月30日~10月5日のどこかの時点で行われたとみられる。

FireShot Webpage Screenshot #2184 - '現状では、全体の戦況図で見たヒルスケの位置は、赤く囲ったルハンスク、ドネツク人民共和国の最前線基地で、僅か2キロの防衛ラインに戦術上の意味があるとも思えず、勝手に設けた監視、境界線と見ていいのでは?

CNN記事も「防御施設は正面攻撃に対する防衛には役立つ可能性があるが、全長は1.6キロしかなく、ウクライナ軍が周囲を回り込むことを阻止する術はない。」と記述している。

FireShot Webpage Screenshot #2121 - 'Ukraine Interact一方、ロシアメディアのRIA/FANは10月19日、地図を公開し、ワグネルは北部ロシア・ウクライナ国境からクレミンナKremenna、ヒルスケHirs'ke( Hirske),さらに南方のスビトロダルスクSvitlodarskに至るまで防衛線の建設を続けるだろうと主張した。CNNによる地図の分析では、これほどの長さの防御施設を作った場合、その全長は約217キロに及ぶ中段右の戦況図では、筆者がその3か所と北の国境までを黄色ラインでつないでみた。ウクライナ側は、無意味で防衛の根拠がないとして一笑に付するだろう。ロシア軍は、ウクライナ北部からの兵站が困難になり、最近の兵員は、ロシア領西部の空軍基地のあるミレルボMillerovoから動員兵が送り込まれている:左図参照。 参照記事 英文参照記事 過去ブログ:2022年10月「汚い戦争」に終始するロシアと増え続ける戦争犠牲者 

630_360_1656872092-173MyCollages-65-1536x86410月15日の記事では、米衛星写真の確認で、長くミレルボMillerovo空軍基地に駐留していたMiG-29sジェット戦闘機が撤去されていると報道されたが、その意味は不明。 ベルゴロドBelgorod北部のロシア西部クルスクKursk基地からも撤去されていると言う。英文記事、、、筆者の想像だが、ウクライナ側レーダー監視区域、或はウクライナのミサイル射程域に入った為ではないだろうか?すべては公表されていないと思うが、各国からウクライナへミサイル防衛システムが導入され、到着し始めている。皮肉にもその中には、S-300等、ロシア製もあるようだ。また各国で訓練を受けたウクライナ軍精鋭兵士も配備されつつあるようだ。



nappi11 at 00:01│Comments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントする

名前
メール
URL
絵文字