
日本とは大違いに「カルトCult規制」の厳しい対応策を設けているのがフランスで、フランス警察庁には、官僚60人からなる「犯罪・過激化・セクト的逸脱行為の防止に関する省庁間委員会(CIPDR)」が存在する。なあなあな関係を続けてきた日本の公安とは大違いだ。参考:国民に知られたくない統一教会と公安警察の本当の関係 昔は頼もしい存在だった?
1975年から76年にかけて、フランスでは旧統一教会の危険性が、連日、新聞やラジオやテレビで報じられていた。「secte Moon、la secte Moon(セクト・ムーン:旧統一教会が1954年設立された当時の正式名称・世界基督教統一神霊協会: Église de l’unification を指すようだ 参照記事)」という言葉は、この当時から使われていた。
40年前の1982年3月、フランス国民はクレール・シャトーというフランス人女性の報道に釘付けとなった。当時21歳で熱心な統一教会信者だったシャトーさんが、彼女を脱会させようと必死に試みていた(彼女の両親と兄弟を含む)7人によって誘拐されたのだ。シャトーさんは自由意思を持っていることが示されたため、フランスの裁判所は彼女を解放し、彼女を誘拐した家族らを罪に問わざるを得なかった。解放されたシャトーさんは統一教会に復帰し、(当初は両親含む)誘拐者たちを訴えた。裁判により彼女は被害者となったので、誘拐は統一教会信者のイメージにとって「すばらしい機会」となったとさえ主張したのだ。
当時ル・モンド紙は『われわれは個人の自由、思想の自由、あらゆる哲学を信奉する自由などの原則を守らなければならない。例えそれが(統一教会創始者)文鮮明氏の哲学でも』とさえ述べた。当時、「メディアの注意を統一教会に向けたかった」と彼女を誘拐した者たちは語った。安倍晋三元首相を殺害した山上徹也容疑者の供述と不気味なほど似ている。そして当時、その意図は完全に成功したのだった。
しかし2カ月後、シャトー事件の担当判事は標的を切り替え、突如としてフランス国内の統一教会の事務所21カ所を一斉に強制捜査し始めた。これにはフランス警察の犯罪部門、経済部門、労働部門、金融部門がかかわった。 信者60人が取り調べを受け、その後解放された。2年後、統一教会のフランス事務所のトップが脱税で起訴された。同事務所は確定申告をしていなかったが、新聞販売で商業収入を得ていたのだ。
フランス国民にとって、シャトー事件は統一教会事件となった。捜査は一気に拡大し、カルトがもたらす社会悪がフランス国民の間に知れ渡ったのである。このことは政界に電気ショックを与え、その影響は今日まで続いている。フランスの制度は過去40年間、個人の自由を尊重しつつ、カルトによる犯罪行為や反社会的行為を防止・処罰しようと試みてきた。「カルトが信者を勧誘するのは自由だ。エイリアンが世界を支配するという話を信じたければ信じても構わない。しかし、カルトはその行動によって社会悪や個人への損害を生み出すべきではない。だから今のフランスはマインドコントロールを罰することに集中している」と現在「カルト的逸脱行為関係省庁警戒対策本部(MIVILUDES:ミビリュード)」のトップでもあるクリスチャン・グラベル氏は語る。フランスでは、宗教的迫害Religious Persecutionの議論の前に、統一教会に対し、カルト:Cult、つまり反社会的危険な集団と判定したのだ。



フランスは厳格な政教分離を取る国で、フランスの憲法にも謳われている原則であり、その基礎は、1905年の政教分離法にある。フランスはこの法律により、すべての宗教の自由を認めるとともに、国が一切の宗教活動に関与してはならないこととされている。これまで、一部のイスラム過激派との軋轢が生じ、表現の自由をめぐってのテロの問題も生じているが、国が非宗教的であることは、「自由・平等・友愛」の国是と同じ重要さを持ち、今日、フランスの基礎となっている。
フランスの法律には、宗教や「セクト」に関する定義は存在せず、法的規制の対象となるのは、「セクト的逸脱」と言われる行為についてとなる。このセクト対策を担当するのが、現在内務省内に設置された、「セクト的逸脱への警戒と戦いのための省庁間ミッション諮問機関」通称ミビリュードMiviludes (le Conseil d’orientation de la Mission interministérielle de vigilance et de lutte contre les dérives sectaires)だ。Miviludesは、セクトの被害を受け、あるいは危険を感じた人が、オンラインで通報できるシステムを備え、Miviludesは通報内容を精査し、対応する必要があるものを検討する。参照記事
フランスにはカルト被害者支援に取り組む団体もある。UNADFI(カルト犠牲の家族と個人を守る全国協会連合会)は、1982年に結成され、公的事業として承認されている団体だ。被害者支援活動や機関紙発行による研究・啓発活動とともに、近年では、政治とも関係の深い陰謀論などにも拡大して、広範な活動を展開している。参照記事
、、、、、本来国会議員とは、こういう問題が社会で起きていないかを調査し、在れば対策を喚起、提示するのが職務だろう。しかし日本の国会議員の現実は、すでに社会問題化し、一部で有罪にもなっていた反日旧統一教会を軽視したばかりか、弁護士団が
再三文書で警告を出していたにも関わらず、多くが選挙支援を餌に取り込まれる始末だ。公安さえもあいまいな関係を続けてきた事には、国政トップは、真剣に国民のための国政をしているのかとさえ思う流れだ。ポスターの落書きで騒いでいる山本朋広衆議院議員に至っては、元防衛副大臣だった。映像記事 参考:国民に知られたくない統一教会と公安警察の本当の関係 昔は頼もしい存在だった? 過去ブログ:2022年10月旧統一教会にすり寄った国会議員のポスターに落書き 10月岸田首相は何を、誰をかばっているのか? 8月二階俊博元幹事長「自民党びくともしない」「国葬やらなかったらバカ」 8月兵士も人口も不足のロシアで、男は拉致され、女性には報奨金 7月金づる日本での旧統一教会の戦略に韓国人は無知だった? 2020年11月不毛な日韓議員交流は税金の無駄遣い 2019年 11月また無駄な日韓議員連盟合同総会開催 10月日系資金で息をつく韓国企業と全体主義国家を目指す韓国 8月こんな時に日韓議員連盟が訪韓、、文政権の存在が問題なのだが
コメント
さーて、この突っ込みどころ満載の回答をどう思う?・・・宗務課は、よっしゃ、と言いそう。
質問書作りに外部の人間も入れるべし。法律では、質問の対象者に“関係者”も含まれることを考慮すべし。虚偽、意味不明、不誠実な回答がある程度続いたら、悩まず、そこで調査打ち切り、訴えるべし。裁判所にも検査の権限あり。
岸しゃん、毎日進捗報告させること。
教義に、女としか話さない、とあるなら、渋々担当者を全て女にするだけのこと。
サタンである日本人とは話さない、なら帰っていただこう。
すっごい今更感。
とはいえ、消費者法関係で、金の流れから胡散臭い商法すべてに網をかけるように攻める方法はアリな気がする。
公的機関の介入云々は、なーんか微妙に脱線する気がして。
解散が最終目的ではない。集金力を弱めること。日本でも特定の方面にばらまいているはず。仮に解散になっても10年は後遺症がありそう。地方には8割おっさんの様な人間が一杯いそうだし。
大して意味の無い世論調査ではあるが、支持率20%台も出始めた。宿題を抱えるばかりと言う印象。今回の調査の件しかり。
世の中の急激な動きについて行けないという感じも。ぬるま湯に浸かりきった日本の高齢政治屋はほぼそうだろう。あれよ、あれよ・・・
党内のガバナンスがボロボロかも。外には聞こえてこないが、吠えまくっている奴らがいそう。解散でもすっか・・・旧細やんの派閥は親分も決められない。3年あると思っているのだろう。面白そうだが。現在が261。悪くても200はいけるんちゃう。仲間に別の宗教政党もいることだし。
ブヨブヨに太れば良いわけではない。台風一過という言葉もある。知らんけど。
政権ヨイショのコメンテーターが、民事で問題を抱えている団体は世の中に一杯あり、それらを全て解散させるわけにもいかないので刑事と言っているのだろうと文化庁の肩を持っていたが、“著しく公共の福祉を害する”という文言を忘れている。太鼓持ち。立ちションくらい許すがな。ところで、その宗教団体名も教えてよ。ほぼ野放しなんやろ。
文化庁の解釈は、オウムの解散命令に関する裁判で東京高裁が出した判決文中に“刑法に触れるなら”という旨の記述があることを“何故か”最重要視している。
しかし、この後、オウムは最高裁に特別抗告したが、あっさりと棄却された。最高裁は理由として、抗告人(オウム)が法令に違反して、著しく公共の福祉を害すると明らかに認められ云々、と法律通りに言っているだけであり、刑法、民法云々とは言っていない。
どうも不必要に宗教をヨイショする奴が多い。無知に依るのだろう。
彼らが発表している信者数の一覧表を見ると、神道系が約1億人と。仏教系がちょい少ないくらい。相手の言い分をそのまま記したとの但し書きはある。アホちゃうか、が第一印象。やっぱり・・・
ニュースで、宗務課の人員は8人と言っている。仕事のための仕事をしていそう。ざる認証の受付係等。書類としてのてにをはをチェックするだけ。
平均年齢はいくつだろう。年間5000万円近く使っているとか。ほぼ給料かも。
下部組織の様な審議会も今年は1回開いただけと。お茶一杯でも金かかるだろうし。参加のぼんさん、学者達は訳分からんこと言うし、大変だー。
歴史上、とんでもぼんさんは腐るほどいる。最近もプーをヨイショしていた奴がいる。昔のカトリックは何かと言えば十字軍。政治屋と結託した奴はほぼそうか。
まんまんちゃんで結束を図るだけでなく、金銭的な支援も行う。学校等を作りシンパを増やす。更なる勢力拡大のために政治屋にも近づく。政治屋にとっては票になるし、組織化のお手本。挙げ句の果てには詐欺師達も寄ってくる。王様達が国民を顧みなかった古い時代の一様相。
現代となっては、それがなんぼのもんじゃい(不要という意味ではない)、という程度なんだが・・・ソクラテス、何思う。きっと、何とも思わない。商売上手いな-。
宗務課は、ずっーと問題だと思っており、ちんたらちんたらやっていた・・・そのことを隠すどころか、刑法じゃ無きゃ駄目と言う様なことをおっしゃるし、名称変更は許すし。あんたが問題だね。罪深い。権力を持った指嗾者いそう。
最近、なんちゃらアムウェイが業務停止を食らった。宗教と関係なければ直ぐ対応できる様な。信教の自由を侵しかねないという、訳の分かった様な分からない様なことを言う人は、宗教は何をしても良いと思っているのだろうか。なんちゃらアムウェイと同じ事象(カルトの部分)を取り締まるだけのこと・・・現に、解散と言っても消滅させるわけではない。信教の自由という言葉は万能にあらず。バチカンも最近は、過去の過ちを謝りまくっている。歴史上、悪党ぼんさん多し。