348df5cd-660x40720220927atJ5S_pバルト海に浮かぶデンマーク領のボーンホルム島Bornholm沖で、ロシアと欧州をつなぐ海底ガスパイプライン「ノルドストリーム2 Nord Stream 2:図の点線」に非常事態が発生したと2022年9月26日、パイプラインの運営会社が発表した。原因はガス漏れとみられており、現場から半径5海里(約9.2キロ)の範囲には立ち入り禁止区域が設定された。破壊工作により、パイプラインが損傷したとの見方が強まっている。ロイター通信によると、スウェーデンの当局は27日、周辺で爆発を観測したと明らかにした。
https_3A_2F_2Fs3-a運営会社によると同日、技術用ガスで満たされたパイプラインの管の圧力が急激に低下したのが確認されていた。このことは周辺海域に面するドイツ、デンマーク、スウェーデン、フィンランド、ロシアの沿岸警備当局に通知された。「ノルドストリーム2」はロシアからドイツなど欧州にガスを供給するパイプラインで、2021年に建設が完了した。だが、ドイツ政府は供用開始前の2月、ウクライナ情勢を背景に「ノルドストリーム2」の運営会社の許可を停止。プロジェクトは事実上の凍結状態となっている。参照記事 英文記事
img_723ab830b356554dd27f3c9ac49388c765213EUでは、米国などからの液化天然ガス(LNG)の輸入やノルウェーからのパイプライン経由での輸入が増加したため、輸入全体で見れば昨年比での減少幅が限定的にとどまってきた。ただ、足元ではロシアからドイツ向けの天然ガス供給の大半を担うパイプライン「ノルドストリーム1」がほぼ完全に停止するなど、いよいよ輸入の減少が顕著となり、供給や価格の不安定な状態が2023年も続くと見られている(図表1右;Bruegel、ENTSO-Gより丸紅経済研究所作成※ データは2022年9月7日時点)。参照記事2022042806015445jnn0002thumb、、、、ノルドストリーム1,2には、ロシアも多額の投資をしてきた経緯の中で、ウクライナ侵攻で全てが止まった。もしプーチンが、EUのロシアへの依存度の高まりから、今なら何をしてもEUは黙認すると己惚れたのなら、なんと頭の悪い決断をしたものかと思う。個人の世俗的な見方だが、そんな馬鹿な判断をしたとしか思えず、するにしても、元を取ってからでも遅くはなかっただろう。スパイ上がりの野心のせいで、世界経済の安定は音を立てて崩れた。
b30e58ed自作自演の「電光石火」のウクライナ侵攻で、プーチンロシアは一体何を得たのか?電光石火でプーチンは信用を、ロシアは未来への希望を失い、屍(しかばね)と鉄くずと化した兵器の山だけが今も積みあがっている。大義の無い戦に、人はついてはいかない。時代錯誤で、公衆の面前でみじめな敗北を喫したドン・キホーテは熱病を発し、「わしの頭はいまや明晰じゃ」と、自らの狂気を悟り、自らの妄想を否定した後に亡くなるのだが、この現代のドンキホーテもまた、妄想を抱いたまま、世界の笑いものとしてこの世を去るのだろうか?すでに、居もしないネオ・ナチに突進する姿は笑われているが、、
デンマークとスウェーデンは、両国の排他的経済水域(EEZ)内でガスの流出を確認。ノルド「1」で2カ所(1カ所はスウェーデンの排他的経済水域(EEZ)内で、もう1カ所はデンマークのEEZ内)、ノルド「2」で1カ所(デンマークのEEZ内)のガス漏れがあったと指摘
ういimages K10013839561_2209281923_0928192344_01_03デンマークのフレデリクセン Mette Frederiksen首相は27日、訪問先のポーランドで「それぞれ離れた3カ所でガス漏れがあるのは異常だ。事故とは考えにくい」との認識を示した。当局の原因調査に関わる関係筋も独紙ターゲスシュピーゲルに「意図的な攻撃でないとは考えられない」と述べた。海底パイプラインの攻撃には、潜水艦や特殊部隊が必要という。天然ガスパイプライン、「ノルドストリーム」でガス漏れが起きたことをめぐり、国連安全保障理事会の今月の議長国フランスは、ロシアの要請に基づいて対応を協議する緊急会合を今月30日に開催すると明らかにした。参照記事 参照記事

nappi11 at 00:00│Comments(3) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

コメント

1. Posted by 甲東   2022年09月28日 17:44
漏れ以上に驚いたのが、デンマークも女性が首相。ちょっと調べると、あのセルビアまでもが女性首相と。まあー、頓珍漢な爺さんよりずっとずっと良いが(失礼)。
誰が漏れを治すのだろう。放置すると海水で全面的に腐食。ボロボロ。どうせやり直しか。
2. Posted by 甲東   2022年09月28日 19:17
両パイプラインは流れていたのだろうか。天然ガスの素人だが、大本のガスにはそれなりに腐食性物質が含まれている。当然、前処理でほとんど除去するが、滞留していたら温度変化等で何が起こるやら。微量の液状腐食物質でも低いところに流れて溜まるとか。微生物が発生するとか。知る範囲では、長期間設備を停止する場合は不活性ガスである窒素ガスを張っておく。素人の想像でした。
3. Posted by 甲東   2022年09月29日 07:08
今回のことで初めて知ったが、ノルドストリームの通常運転圧は200bar程度と(大気圧がほぼ1bar)。そうそう見かけない高圧です(末端では圧力損失により結構低圧になるはず)。海底を走っているので、途中で昇圧出来ないため元圧を上げているのだろうなー。ロシアはコンプレッサーのメンテを海外に頼っている様だが、さもありなん。
今回の漏れ箇所では105barで、これが急激に7に落ちたと。きっと衝撃波が発生している。とんでもない音が出ても不思議では無い。最近、南の島で火山が爆発し、日本にも小さな津波が来たが、あれの小型版。

コメントする

名前
メール
URL
絵文字