FireShot Webpage Screenshot #1999 - 'ダゲスタdagestan-russia-proteste-mobilitazioneロシア連邦を構成するダゲスタン共和国(Dagestan: イスラム系、首都はマハチカラ)では動員に対する強烈な抗議が始まっており、住民が動員を阻止するため道路を封鎖、これを解散させるため警察が威嚇射撃を行い物議を醸している。特にダゲスタン共和国では住民が警官に「ウクライナがロシアを攻撃したのではなくロシアがウクライナを攻撃した」と問い詰める様子や、抗議から逃げだした警官を住民が追いかけ回す様子も確認されており、ここだけは動員に反対する住民の勢いが治安部門を圧倒しているように見える。9月25日投稿された記録映像  記録映像
Republics_in_the_Russian_Federation連邦を構成するダゲスタン共和国のハサヴユルトでは夫、兄弟、息子の動員を阻止するため住民(主に母親)が道路を封鎖、これを解散させるため警察が威嚇射撃を行う様子を映した動画が登場、死傷者の有無は不明だが「ネオナチ組織だけでなく西側諸国の軍事機構全体を相手にしているため部分的な動員が必要だ」というプーチン大統領の訴えは地方でも支持されていないようだ。
ロシアは公式国名をロシア連邦といい、連邦政府の下に83の連邦構成主体と呼ばれる地方自治体が存在し、これらは更に21の共和国、46の州、9つの地方、1つの自治州、4つの自治管区、2つの連邦市に大別され、その中でも最も高い自治権を持つのが共和国左の地図はロシアの連邦構成主体のうち、共和国のみを色分けしたもの。ダゲスタンだけ赤く表示。

view_Melikov9月25日、少なくとも100人が拘束されたとされる中、ダゲスタンのセルゲイ・メリコフ首長(Sergey Melikov:大統領職)右は25日、共和国内での動員に「誤りがあった」とメッセージアプリ「テレグラム」に投稿し「リストに載っていない人々が動員されたことが事実である場合、学生、複数の幼い子供を持つ父親、人生でライフルを持ったことがない人などがリストに在れば、すぐに修正する必要があります.そのような過ちが動員の最初に起こったことが分かった」とテレグラムに書き、首長は、動員中に権利が侵害された住民に、共和国の入隊事務所に連絡するよう促した。

imagesロシアでは、ショイグSergei  Shoigu露国防相の説明と異なり、軍務経験のない人や幼い子どものいる親が招集されたという報告が複数なされている。ロシア各地、サハ共和国の首都ヤクーツクYakutskでも抗議デモが起きているが、とりわけ、カスピ海沿岸に位置しイスラム教徒の多いダゲスタンのような貧しい少数民族地域で反発は強いようだ。 参照記事 英文記事

86f3d195981a6edff72f1eef8e972cc4FireShot Webpage Screenshot #2006 - '#VIDE独立系のネットメディア「メドゥーザ」は、動員が始まった9月21日以降、25日までにロシア国内の少なくとも10か所の徴兵事務所conscription office,military registration and enlistment office で放火630_360_1663940745-889事件が相次いでいると伝え、プーチン大統領の決定に対する国民の不満が顕在化している 記録映像 記録映像  英文記事 参照記事英文記事  ウクライナのゼレンスキー大統領は25日、ロシア国民に対して、動員を回避するよう、あるいはすでに前線に配置された場合は、機会が生じたらすぐにウクライナ側に降伏するよう呼びかけた。参照記事

21image imageロシア領イルクーツク州の現地メディアは「25歳のロシア人男性が26日朝、ウスチ・イリムスクの軍事務所(軍への登録や入隊手続きを行う場所)で発砲して地元の軍事委員長が負傷した」と報じた。現地記事と映像 プーチン大統領が「部分的な動員」を発表後、動員への反対もしくは招集作業を妨害するため各地の軍事務所が放火(30ヶ所以上)されているものの、ここまで直接的で攻撃的な抗議は今回が初めてなので、露国営メディアも速報でイルクーツク事件を報じるほど注目度が高い。

拘束された犯人の母親は「親友に届いた招集令状に息子は怒っており、動員は部分的ではなく全ての人を連れて行く気だ」と証言しているらしい。容疑者は手製の銃器を手に入隊事務所に現れて発砲し、事務所に集められていた青年らに「さあ家に帰ろう。誰も戦わなくていい」と声をかけたと言う。撃たれた軍事委員は6発の銃弾を受け重傷で、散弾を発射したのだろうと書かれている。容疑者自身も徴集兵だったと言う。 参照記事、、、、散弾をぶっ放すべき相手はクレムリンに居るのだが、、、。映像:【ロシア動員令】大統領報道官の息子が招集拒否か 音声公開で波紋(2022年9月25日)



nappi11 at 11:05│Comments(3) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

コメント

1. Posted by 甲東   2022年09月26日 16:51
モンゴル大統領は、ロシア国内のブリヤート、カルムイク、トゥバといった少数民族(モンゴルの北方にいる民族的に近しい人達)に対して、動員を逃れてモンゴルに来るならば受け入れると表明したそうです。中央アジアの国々も声を上げている。ただ、肝心のロシア内に指導者がいない・・・“次”がいないということではいっしょの様な。
2. Posted by 甲東   2022年09月27日 07:34
ウズベキのイスラム宗務庁が国民に対し、宇露戦争に参加してはならないとのファトワーを発令したと。今回の戦争をジハードと称するテロ組織もロシアには有るようだが、祖国の防衛以外の戦争、ましてや非ムスリムと共に別の非ムスリムと戦うなど言語道断と。アハハ。
まあー、宗教なんてこんなもの。統一教会も、一部の政治家に利用されている面が多分にある。まして献金があればゴキちゃんホイホイ。
3. Posted by 甲東   2022年09月29日 06:48
カザフも正式に、逃げてきたロシア人の安全を保証する、と言った。子分だった国々から三行半を突きつけられている。
でもなー・・・軍しかなさそうだが、その後が大問題。有象無象が出てくるだろう。
人治に酔いしれた長期政権の断末魔か。

コメントする

名前
メール
URL
絵文字