

また、社会が急速に変化し、世代間などで生じる対立や分断も深まる中、高齢者たちを取り巻く環境は実に厳しいものとなっているという。

先日、朝鮮日報で韓国のジェンダー問題について特集した記事の中で、60代以上の女性で「メンタルの不調」と訴えるケースが急増していて、その原因の一つに「孫育て」が含まれているというのだ。日本と同様に共働き家庭が多い韓国では、夫または妻の両親の助けを借りながら育児をする。その結果が「若い頃は義実家に縛られ、老後では孫に縛られ、いつまでも自分のためではなく家族のために生きなくてはならない」ということに虚しさを感じ、自分の人生を悲観するというものである。




その裏で、中間層以下をないがしろにし、人口減少も世界一のペース。これは日本も同じで持続可能ではない国家像である。