

捜査委は「犯行は事前に計画されていたとみられる」と説明した。ドゥーギン氏もこの車に乗る予定だったが、直前になって別の車に変更した。ウクライナ東部の親ロシア派武装勢力「ドネツク人民共和国DPR」幹部の分離主義指導者 separatist leaderデニス・プシリン氏Denis Pushilinは、通信アプリ「テレグラム」で「ウクライナのテロリストがドゥーギン氏を抹殺しようとしたが、彼の娘を吹き飛ばした」と非難した。一方、AFP通信によると、ウクライナのポドリャク大統領府顧問は「ウクライナは爆発とは無関係」と関与を否定した。ニュース映像 参照記事 英文記事 過去ブログ:2022年4月プーチンロシアの黒幕アレクサンドル・ドゥーギン
ドゥーギン氏(写真で立って現場を見ている男性)はロシアのネオ・ユーラシア主義運動Russia's Neo-Eurasianist movement の主要なイデオローグの一人であり、政治学者からファシストと評されている。国際舞台におけるロシアの地位について極端な右翼的見解を推進し、ナチズムに似ていると指摘する人もいる。プーチンはドゥーギン
の拡張主義的な言動に共鳴することがあり、クレムリンに対する影響力の大きさは不明だが、「プーチンの脳Putin’s brain」とか、帝政ロシア末期に皇帝一家に影響力を持った僧侶グリゴリー・ラスプーチン:右 になぞらえて、『プーチンのラスプーチン"Putin's Rasputin".』などと評されることもある。父娘ともにウクライナに対する戦争を声高に支持していた。ドゥーギンは2014年にロシアがクリミアを併合した後、西側の制裁リストに入れられ、NATOに加盟すればウクライナは「滅びる」と示唆する記事も寄稿していた。英文記事、、、プーチンロシアの敵はウクライナに限らない。むしろ、国内の反政府派や軍人を疑うべきだろう。
2022年8月23日:ドゥーギン氏の娘暗殺について、ロシア国内の反プーチン勢力の国民共和国軍=NRA( NATIONAL REPUBLICAN ARMY)が犯行声明を出した。犯行声明でNRAのイリヤ・ポノマリョフ:Ilya Ponomarev(2013年までロシア連邦議会上院議員)は、「プーチン大統領が民族戦争を起こし、ロシア兵を無意味な死へと追いやった軍事犯罪者だ」と批判した。参照記事 英文記事 映像記事:2022/08/22 ロシアNATIONAL REPUBLICAN ARMY 国民共和国軍(NRA)の声明文 イリヤ・ポノマレフ ロシアのパルチザン