1080x360英南東部ケント州 Kent countyのカンタベリー(Canterbury)近郊で2022年7月18日、飼育下で育った雌のヨーロッパバイソンEuropean bison3頭が森に放された。バイソンの再導入を通じて、人間の干渉を最小限に抑えながら自然環境を復元・管理する野心的なプロジェクトだ。ヨーロッパバイソンは欧州最大の陸上哺乳類で、かつて英国に生息していたステッRWHO9Z6SX8E85XNVU67Rプバイソンの近縁種に当たる。同国の野生環境に戻るのは数千年ぶりとされる。野生のヨーロッパバイソンは、狩猟や生息地消失により1927年に絶滅している。 今回の5か年計画を主導する自然保護団体ワイルドウッド・トラスト(Wildwood Trust)のマーク・ハッベン(Mark Habben)氏はAFPに対し、「本当に記念すべき日だ」と喜びを示した。

バイソンが牧草や樹皮を食べ、木を倒し、泥や砂を浴び、森の中の地面を掘ることによって、他の動物の生息地が形成される効果が生まれる。ハッベン氏は今回の取り組みについて「環境を復元し、英国の原生林とそこに生息するあらゆる生き物を復活させるため」の活動だと説明している。The bison will help restore the natural habitat of the area, conservationists say

canterbury_map_position_in_uk_000001th 自然保護団体ケント・ワイルドライフ・トラスト(Kent Wildlife Trust)が所有するこの森では、バイソンの自然繁殖が試みられる。雄のバイソンはドイツから来る予定だが、英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット、Brexit)に伴い動物輸入手続きが煩雑化しているため、到着が遅れている。

 寄付金を中心に110万ポンド(約1億8000万円)を投じたこの生息地復元プロジェクトでは、英国の生態系が気候変動と生物多様性の深刻な損失に対処できるよう支援することも主要目的の一つとしている。ハッベン氏は、欧州の一部が熱波に見舞われ、英国でも観測史上最高気温が予想される際にバイソンが野生に放されたのは「極めて大きな意味がある」との見方を示し、「バイソンを放すことで生態系の回復を助け、それが環境の復元につながり、気候変動に何らかの影響を与えられることを願う」と述べた。参照記事 英文記事

Broadham Down Kent Wildlife Trustth 123、、、、これもSDGsの発展型なのだろう:Sustainable Development Goals (SDGs)は直訳すると、「持続可能な開発目標」。地球環境を守りつつ、社会の繁栄を推進するために世界を変えようという運動の骨子。ケント・ワイルドライフ・トラストは、ケント州を代表する自然保護団体。32,000人以上の会員と1,000人以上の登録ボランティアが居る。80以上の異なるサイトと自然保護区、Catchment action - Eden RiverSearch launch © KWT 23つのビジターセンターにまたがる9000エーカー以上の土地を管理し、保護している。地域社会、土地所有者、パートナーと密接に協力し、ケント州の野生生物と人々のために、田園、海岸、町の生息地を保護、改良し、より良い、より持続可能な、より自然な未来の創造に向けて活動している。、、、この、自然を積極的に保護、再生、改良していくと言う運動は、日本では当面理解されないだろう。www.visitheritage.co.uk日本では、自然は手つかずにあるのが良いと言う人が多い。現実には、放置していても、環境や気候は日々変化しており、動植物がこれまでのように持続的に生活できない状況が起きている。そこに少し人間が手を加え、或は手助けして、その種が何とか平和に持続していくようにしていく必要がある。筆者がカエルや虫やキツネたちと共存していこうとしている事も、理解できない人が多く、そういう人たちに共通しているのは人間社会優先のエゴであり、動植物やその生態に関し正確な知識を持っていないことだ。また日本では、生物多様性(日本では環境省が主導)の保全に対し、行政の意識や教育が追い付いていないということもある。会議ばかりで、日本は具体的な行動はしていないに等しく、目だった成果報告も無い。省内にやる気も無く、理解できる人材も居ないのだろう。省庁の縦割り行政も進展の歯止めになっていると想像する。日本の役人は、集まると急に馬鹿になる独特な人種で、何かにつけ使命感が欠如している。



nappi11 at 00:01│Comments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

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