DSCF5983DSCF5987家の周りで群生するタデ科の野草イタドリは、すでに2mほどの高さに成長し、そこには野鳥たちの巣があるようだ。風もなく、やわらかい日差しの2022年6月13日の昼前、その付近で草刈りをしていると、最近よく目にする鳥がやってきた。警戒しているのかとも思ったが、鳴き声に口笛で返事を返しているうちに、だんだん近寄ってきて、場所を変えてもついて来るようになった。
201611nobitaki2写真を撮って名前を調べると、スズメの仲間のノビタキだと判明(写真はオスで、メスは見た感じスズメような茶系の色合いだ)。春から夏にかけて北海道で繁殖する渡り鳥で、2016年に報告された調査で、彼らは遠く東南アジアから中国、シベリアを経由して北海道に来ていると判明している。
スズメほどの大きさだが、その経路を左の地図で見ると驚くばかりだ。調査以前は、東南アジアから本州を経由して北海道に来ていると思われていた。参照記事
明日会ったときは「長旅お疲れ様!」と声をかけよう。恐らく今年我が家の付近で生まれるひな鳥は、秋にたっぷり餌をとって、冬までにはまた親鳥と一緒に遠く、越冬地である中国四川省やベトナム方面へ渡るのだろう。中継地で休みながらとは言え、ざっと見て、、6~7000キロの長旅をすることになる。「恐れ入りました」と言うしかない。(日本列島を約3千キロと見た目算です)

nappi11 at 00:01│Comments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

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