FireShot Webpage Screenshot #1511 - 'ロシアのウクラ2022年5月26日米投資家ジョージ・ソロス(George Soros:91)氏は5月24日、スイス・ダボス(Davos)で開かれている世界経済フォーラム(WEF)の年次総会(ダボス会議)に出席。これに合わせて開催された夕食会恒例のスピーチで、ロシアのウクライナ侵攻について、「欧州の根幹を揺るがしている」「第3次世界大戦の始まりかもしれず、人類文明は乗り越えられないかもしれない」と述べた。「われわれはウクライナ戦争の早期終結に向けて総力を結集しなければならない。人類文明を維持する最善かつ唯一であろう方法は、一刻も早くプーチンを打ち負かすことだ

 ソロス氏は欧米諸国のウクライナ支援を称賛する一方、欧州が依然としてロシア産ガスに「過剰に」依存していると指摘。_101051731_gettyimages-810723450主な原因は、ロシアとガス供給に関する「特別な取引」をしたアンゲラ・メルケル(Angela Merkel)前独首相が追求した重商主義的政策だとの見解を示した。 欧州連合(EU)はロシアからのガス輸入量を今年中に3分の2削減することを目標としているが、ドイツが消極的なため、禁輸には至っていない。ロシア産石油の禁輸も、ハンガリーの反対で難航している。

th ソロス氏はプーチン氏について「ガス供給を止めるとして非常に巧みに欧州を脅迫してきたが、実は虚勢を張っているにすぎない」「実際は危機的状況にあり、ぎりぎりのところで欧州を脅してきたにすぎない」との見方を示し、プーチン氏は2021年、ガスを欧州に輸出せずに貯蔵。供給不足を起こして価格を高騰させ、ロシアに莫大(ばくだい)な富をもたらした。だが、貯蔵施設は今年7月に満杯になるため、ロシアは唯一の市場である欧州にガスを輸出せざるを得なくなるという。ソロス氏はこの点について説明する書簡をイタリアのマリオ・ドラギ(Mario Draghi)首相に書簡を送ったが、返事はないと述べた。「(プーチン氏は)窮地に立たされている。ガスを使って何かをしなければならない」「欧州は認識している以上に有利な立場にある」

img_d21f67d942be6ffb5f48a217c0ea998e157951 ソロス氏は中国の習近平(Xi Jinping)国家主席にも言及。習氏とプーチン氏を「独裁者」、中国とロシアを「オープンソサエティー(開かれた社会)に対する最大の脅威」と呼び、中ロの指導者について「無制限の同盟関係で結ばれている。脅迫によって支配し、その結果として信じられないような過ちを犯すなど、多くの共通点もある」「プーチン氏はウクライナで解放者として迎えられると期待していた。習氏は持続不可能なゼロコロナ政策に固執している」と非難した。参照記事、、、、政治家、その筋の学者より、余程しっかり情報収集し分析しているのには驚かされる。日本の政界、経済界にも、こういう人がいてほしいものだが、特に最近は人材不足のようだ。メルケル氏と同じくトランプ氏も重商主義に傾いたが、二人とも行き過ぎた感がある。プーチンに至っては「武士の商法」で、相手に腰低く、愛想良く売り込めない性格破綻者が近寄っても警戒されるだけだろう。所詮スパイはスパイで、表に出てはいけない人物がトップになった結果で、脅しと策略でしか世の中を渡れない御仁だ。今後ますます、北朝鮮という飛び道具を持った中露と欧米という2極化が鮮明になる気配がある。一方日本の政治家は、腰低く手土産持参で臨むまではいいのだが、いつまでもたっても手土産だけを届けている。日本、米国、豪州、インドの4カ国による「QUAD(クアッド)」はまだ水やりで育てている最中で、軍事同盟的色合いもある以上、今、半島からの外来種を混ぜて、根付く前に枯らしてしまっては元も子もない。非常に重要、かつデリケートな同盟であり、しっかりと目の細かい防護ネットと防虫薬で突然変異のしつこい害虫には用心しなければならない。



nappi11 at 00:03│Comments(1) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

コメント

1. Posted by うっちー   2022年05月27日 18:47
核弾頭を無力化できるテクノロジーをどこかの国が開発するまでは、常任理事国はエスカレーションを意識し、過度な軍備支援に走らないでほしい。

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