ロシアの外交官が、「血まみれで、無分別の」戦争に抗議するとして辞職したことが2022年5月23日、明らかになった。戦争は「プーチンがウクライナに対して吹っかけた」と述べた。外交官はボリス・ボンダレフ氏Russian diplomat Boris Bondarev(41)で、スイス・ジュネーヴの国連機関のロシア代表部に勤務していた。
同氏はBBCに、自らの考えを表明することで、ロシア政府から裏切り者とみなされる可能性があると述べた。しかし、今回の戦争をウクライナ人とロシア人に対する「犯罪」だとした自らの発言は変えないとした。ロシア政府はまだコメントしていない。
ボンダレフ氏は、ソーシャルメディアに文書:左を投稿し、同僚外交官と共有した。その中で、「この血まみれで、分別がなく、まったく不必要な屈辱をこれ以上共有できない」とし、20年にわたった外交官のキャリアを終えることにしたと説明した。また、「この戦争を思いついた人たちの望みはただ一つ。永遠に権力の座に居座り続けることだ」とし、「それを達成するためなら、彼らは人命をどれだけ犠牲にしてもいいと思っている」と主張。「ただそれだけの理由で、すでに何千人ものロシア人とウクライナ人が死んでいる」とした。さらに、ロシア外務省は外交よりも「うそと憎悪」に関心があると、率直に非難し、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領、セルゲイ・ラブロフ外相、ロシアによるウクライナ攻勢を、思いのままに批判した。「侵略戦争」、「最も深刻な犯罪」、「戦争屋、うそ、憎悪」……。
ボンダレフ氏はBBCに、辞職する「以外の選択肢はなかった」と述べた。、、ロシアが侵攻という「過激な手段を講じた」ことに、同僚たちは当初、「幸福、喜び、陶酔」を感じていたと明らかにした。今ではあまり喜んではいない。いくつかの問題、とりわけ経済の問題に直面しているからだ。「しかし、そうした人たちの多くが悔い改め、考えを変えるようなことはないだろう」。自らについては、そうした同僚とは対照的に、侵攻が始まった2月24日ほど「自分の国を恥じたことはない」と、ボンダレフ氏は投稿に書き、ロシア政府が自らを裏切り者と見なすことを覚悟しているという。だが、「違法なことは何もしていない」として「私はただ辞職し、自分の考えを述べた」、「しかし、身の安全はもちろん心配しなくてはならないだろう」語った。参照記事 英文記事 英文記事、、、、まともな外交官、それも国連勤務であれば正常な感覚だろう。ロシアが侵攻する前に、ロシア内部関係者によるとされるブーチン批判と戦争が始まるとの文書が流れ、筆者はそれを目にした。当然今は削除されたのか読み返しはできないが、状況はその通りになり、その時筆者はプーチンは狂っているとブログに書いた。狂った人間の手に核兵器のボタンがあることに、世界は臆病になってはいられない。記事に、ボンダレフ氏の亡命先の記述はない。
以前には、ロシアの生番組で、ホダリョノク退役大佐Retired colonel Mikhail Khodaryonok(68):左 が痛烈にプーチン政権を批判したことがあった:5月フランスが一転ウクライナへ武器支援約束 自滅するロシア? 。 過去ブログ:2022年5月プーチンロシアの危ない大統領補佐官 4月ウクライナ人政治学者が参議院 外交防衛委員会で発言