86a5641f2022年5月22日:ロシア下院は2022年5月20日、志願兵の年齢上限を撤廃する法案が提出されたと明らかにした。現行ではロシア人で18~40歳、外国人で18~30歳の入隊を認めている。長引くウクライナ侵攻で兵士の死傷や従軍拒否が増え、兵員不足が深刻になっているためとみられる。同法案を巡り、ロシア通信は精密誘導兵器などの運用には高度の専門家が必要で、経験を積んだ人材では40~45歳が多いと伝えた。
m61NdpZi英国防省は15日に「ロシアは投入した地上部隊のうち3分の1を失ったもよう」と指摘していた。また英国防省は、ロシア軍は激戦で消耗しているため「部隊再配置の前に装備を整え、補給する必要がある」と指摘した。本来なら時間をかけて補給するが「ロシア軍司令官は目標達成の圧力のもと、十分な準備なしで再配置する可能性がある」と説明。さらなる兵力損耗につながりうるとみる。
ウクライナ国防省の報道官は20日、東部ドネツク州のスラビャンスクなどの激戦地の前線でロシア軍は集中的に砲撃しており、ウクライナ側が支配する陣地の奥深くまで攻撃しようとしていると説明した。参照記事
①のハリキウKharkivでは、ロシア軍が支配地再奪還の攻撃に出ている。②のドンバス地域では、リシチャンスLysychanskとセベロドネツクSyevyerodonetsʹkで戦闘が継続。④メリトポリMelitopol市民組織が列車破壊などサボタージュを行っている。⑤のスネークアイランドでは、露軍上陸部隊が大きな損害を受けたが、支配を強固にするため、ミサイル巡洋艦などを付近の海域に派遣している。
000255166_1920③のマリウポリMariupolのアゾフスタリ製鉄所からは20日に最後の531人が投降し、16日からの投降者はあわせて2439人になったと発表、現地の治安組織「アゾフ連隊」の司令官も投降し、「特別な装甲車」でロシア側へ移送されたとされるが、アメリカの政策研究機関は20日、ロシア側が発表する投降者の人数が誇張されている可能性があるとの見方を示した。ウクライナ兵と交換可能なロシア人捕虜の数を最大限増やすためなどの理由が考えられるとしている参照記事 戦況図のが主な戦闘中地域。ウクライナ軍は、6月には各国から補充された兵器と兵員が揃う予定だとしている。露軍の海上からの巡航ミサイルを警戒して、ウクライナ側の黒海やクリミアへの攻撃が活発になるのでは、、



nappi11 at 00:02│Comments(1) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

コメント

1. Posted by 甲東   2022年05月23日 09:14
日本も戦争末期、30代後半で構成される部隊ができたと。その人達自身が、こりゃアカンわ、と感じたと。今で言うと40代後半という感じかも。
一方のウクライナでは、18~60歳の男性の出国を求める請願書を却下と。数万人らしいが。どちらも共倒れの様相。
ウクライナのこの出国制限が国民の一体性を強化するのに貢献した、とおっしゃっている評論家がいる。近視眼的と感じる。有用な人材ほど早く亡くなるかも・・・

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