NATO=北大西洋条約機構への加盟を検討しているフィンランド(1917年独立、1995年EU加盟)のサンナ マリン首相Prime Minister Sanna Marin(36)は2022年5月11日午後に岸田総理大臣と会談し、対ロ政策などについて意見を交わす予定。岸田文雄首相は5月6日午後、東南アジアと欧州計6カ国の訪問を終え、英国から政府専用機で帰国したばかりで、ロシアのウクライナ侵攻を巡り、先進7カ国(G7)のイタリア、英国と結束を確認したが、東南アジア各国はロシアの名指し批判を避けるなど温度差もみられた。注:フィンランドには大統領もいる。
フィンランド公共放送が今月行った5月9日に公表したフィンランドの世論調査では、NATOへの加盟支持が76%に上り、NATO=北大西洋条約機構への加盟に賛成する人は、侵攻前後の2022年2月に行われた調査で初めて半数を超えたあと、前回3月は9ポイント増え、今回76%に急上昇し、一方、加盟に反対する人は、12%にとどまっている。フィンランドは、ロシアとおよそ1300キロ(札幌ー福岡間の直線距離と同じくらい)にわたって国境を接し、ロシアとの関係への配慮から冷戦中もNATOには加盟せず、軍事的には中立の立場をとってきたが、6月にもNATO加盟申請をする可能性がある。日本は6月下旬にNATO首脳会議に参加の予定
マリン首相は会談に先立ち11日午前、東京大学で開かれたセミナーで講演し、同国の北大西洋条約機構(NATO)加盟申請を「近く決断する」と述べ「
ロシアによるウクライナ侵攻で安全保障環境は変化した」と強調。侵攻の影響を見極めていると説明し、また、デジタル時代における両国間のデータや新技術交流の重要性についても述べた。東大スピーチ全文:英語以前には「ロシアはわれわれが思っていたような隣人ではない」と発言し、露軍のウクライナへの侵攻を受け、首相は紛争地への武器輸出を認めないフィンランドの伝統的な軍事的中立方針を覆(くつがえ)し、ウクライナへの兵器供与を決断し、世界の首脳を驚かせた。
また、フィンランドでは、ウクライナへの軍事侵攻が始まって以後、射撃訓練に参加する予備役が増えているという。すでにロシアからのトラックの往来は原則的に禁じられ、これまで多くのロシア人観光客でにぎわっていた国境沿いの町も閑散としている。フィンランドでは2022年5月4日、英国、ラトビア、エストニア、米国との合同演習:写真左下 が行われており、それに対しロシアは、軍用ヘリによるフィンランド領域での
領空侵犯を繰り返し威嚇している。 参照記事 参照記事 参照記事 参照記事 過去ブログ:2022年4月国連で中露の拒否権等に圧力と日本のNATO首脳会議参加 4月思い起こされる故レフ・カチンスキの言葉と露の国際法無視 4月フィンランド、スウェーデンNATO加盟の動き>5月加盟申請 4月ロシアが隣国フィンランドとの国境に向けミサイルを搬送か 4月フィンランド,NATO加盟待たず防衛費増強 北海道は?、、、筆者が、まだもしフィンランドに住んでいれば、射撃訓練に行くだろう。フィン人に「お前日本人だろう?」と聞かれれば、「kyllä,mutta
saisi olla yksi
Ninja:そうだよ、でも、忍者が一人いてもいいだろう」と答えるだろう。まだフィンランド国内での、銃器所持許可証は持っている。参考:政治家はもっと会話の訓練を フィンランドで注目、「分かる言葉」がルールの討論番組 過去ブログ:2021年1月フィンランドで予備役兵用に韓国製自動ライフル採用と日本フランスのマクロン大統領は、戦争が始まっても執拗にプーチン相手に協議を求め、結果は無能さをさらす結果になった。フィンランドは、正義と独立の維持のために戦う以上は有効な手段を躊躇せず選択する。
過去には、冬戦争(ソ連との講和条約でカレリア地方 province of Kareliaをロシアに割譲)それに続く継続戦争(1941~44年)ではアドルフ・ヒ
トラーと手を結ぶ「悪魔の取引」をしてロシアの独裁者ヨシフ・スターリンJoseph-Stalinの侵略を退けた。当時のフィンランド救国の英雄リスト・リュティ Risto Heikki Ryti首相は戦後「戦争犯罪人」として裁きを受けたが、フィンランドの国家体制は残った。2008年、ノルウェーのオスロで不発弾による民間人巻き添え死が問題になっているクラスター(集束)爆弾の禁止条約の署名式が行われ、94カ国が署名した。フィンランドはその後も「国境を守るために不可欠」として署名を見送っている。ロシア軍が侵攻してきた場合、国民をいったん西部に退避させ、クラスター弾で反撃するというのが国防政策の一つだからだ。
隣国ロシアから露骨な脅迫を跳ね除けてロシアの侵略に備えるため、現在は戦闘攻撃機ボーイングF/A–18「ホーネット」を保有しているが、米製の最新鋭第5世代ステルス多用途戦闘機F-35の64機調達を94億ドルで合意し、2025年から2030年にかけて供給されることになっている。また、NATO非加盟でありながら、フィンランドは1994年、NATOの「平和のためのパートナーシップ」に加わり、1995年EUに加盟し通貨はユーロドルになった。兵役を維持し、バルカン半島、アフガニスタン、イラクでのNATO主導の作戦やミッションに貢献し、同じく非加盟のスウェーデンと共にNATOの演習にも参加してきた。2022年2月28日、アサルトライフル2500丁、弾倉15万個、対戦車ミサイル1500発をウクライナに提供することを発表。エストニアがフィンランドから購入した大砲をウクライナに移送することも許可した。
3月25日には、フィンランドはEUの中でも石炭、天然ガス、原油などロシア依存度が高い国の一つでありながら、「ロシアからエネルギーを買うということは戦争に資金を提供していることになる」と発言し決別を表明し、同時にスウェーデンと協議しNATO加盟に向けて国会をまとめ、4月13日には、ストックホルムで行われたスウェーデンのマグダレナ・アンデションEva Magdalena Andersson首相(55)との共同記者会見で毅然とした表情で「いつまでに決断するかというタイムテーブルは示さない。しかし、かなり早く決定される。数カ月ではなく、数週間以内に」とNATO加盟申請を公表した。その後の5月10日に来日し、この、2019年12月に世界で最も若い34歳で首相になったサンナ マリン氏は、将来同盟国になる可能性のある日本の岸田首相と5月11日に会談を行った。参照記事 英文記事、、、一概に比較はできないが、でたらめな韓国政治に振り回され利用される日本の政治家が馬鹿に見える活躍だ。相手の野心を砕くには、半歩、一歩先に強く出ることだ。
「フィンランドとスウェーデンのNATO加盟が実現すれば、バルト海周辺におけるプーチン氏の領土的野心は完全に封じ込められ、欧州の安全保障は一変する。」とNWのコラムは書いている。
200年以上にわたって軍事的非同盟を守ってきたスウェーデンは国産の高性能戦闘機「グリペン」や、艦船や静かなエンジンを搭載した潜水艦などを含め、機動性のある艦隊を有しており、現状でもフィンランドとスウェーデンがバルト海の幅広い沿岸部を監視していることから、この2カ国がNATOに加盟すれば、NATOがバルト海において主導的な位置に立つことができる。ちなみに、ノルウェーとデンマークはすでにNATOに加盟している。2カ国の加盟はまた、バルト海沿岸諸国へのNATO軍部隊の派遣や物資の輸送に際し、スウェーデン、フィンランド領空の使用に関する問題がなくなり、政治的な見地から見てNATOが有利なものになるとされる。一方でスウェーデンは、もしNATO加盟が承認されても、NATOの核兵器や恒久的な軍事基地を国内に置くことを望まないとの立場を明らかにしている。参照記事
会談後:岸田総理大臣は、初めて日本を訪れているフィンランドのマリン首相と今夜6時すぎからおよそ1時間、総理大臣官邸で会談し、冒頭、岸田総理大臣は「ロシアによるウクライナ侵略は、ヨーロッパのみならず、アジアを含む国際秩序の根幹を揺るがす行為だ。歴史の岐路に立ついま、フィンランドをはじめとする普遍的価値を共有する国々との結束が求められている。自由で開かれたインド太平洋に向けても連携していきたい」と述べた。マリン首相は「私たちは共通の価値を共有している。ロシアのウクライナに対する戦争は、ヨーロッパの安全保障だけでなく、グローバルな環境に大きな変化をもたらした。中国はみずからの力をどう使うか画策しているのではないかと思う」と述べた。
両首脳は、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻を強く非難するとともに、両国を含む普遍的価値を共有する国々できぜんとした対応を続ける方針で一致した。また、経済や科学技術など幅広い分野で協力関係を拡大し、特に、先端技術や再生可能エネルギーの分野で協力を強化するほか、核兵器のない世界に向けた取り組みで連携していくことを確認しました。
、、、、非常に重要に思えるのは、マリン首相が中国に言及したことだ。これまでフィンランドは中国に対し比較的門戸を開けてきた印象があるが、発言はロシアの裏に居る中国へも警戒する態度とも取れる。すでにフィンランドとは、トヨタを始め多くの日本の先端企業が経済交流を持っており、
村田製作所のようにフィンランドに製造基地を設けている会社もある。フィンランドもまた、独自の技術で各国で通信機器などを生産する技術大国を目指している。今後日本と多くの技術やノウハウ、半導体などで経済交流が
深まる事を想定すれば、暗躍する中国の産業スパイも無視できない。その辺の対策も、事前に抜かりなく両国間で行うべきだろう。すでに日~フィン間には定期航空路もあるが、今はロシア上空の飛行を避けて飛行していると聞いている。参照記事 過去ブログ:2020年5月ノルウェー、デンマーク、日本、フィンランド共同で自動走行試験 1月フィンランドで予備役兵用に韓国製自動ライフル採用と日本 1月村田製作所のフィンランドの生産工場始動
2022年5月12日:イギリスは11日、スウェーデン、フィンランドの両国と安全保障協定に合意した。いずれかの国が攻撃を受けた場合、支援を行うという内容。イギリスのボリス・ジョンソン首相は両国を訪れ、合意文書に署名した。両国をめぐっては、北大西洋条約機構(NATO)への加盟に関する議論が起きている。協定には、イギリスが危機に置かれた際、フィンランドとスウェーデンが支援することも明記されている。ただ、この相互保障協定 mutual security agreementsは法的または自動的な安全保障に関するものではなく、要請があればイギリスが支援に向かうことを政治的に宣言するという位置づけだ。参照記事 、、、NATOへの正式加盟にはかなり時間がかかることから、安全保障の空白をこの合意で埋めたと理解できる。手を打つのが実に速い。ロシア侵攻に、対応で出遅れた反省からだろうか?英国は、今後対ロシアで積極的に動くための布石を打ったとも思える。2022年2月上旬には「Nordic countries bundle up against NATO-Russia freeze:北欧諸国はNATOとロシアの冷戦に対抗して団結」という記事が出ていたが、それが着実に実現している。2022年4月から5月にかけて世界は急速に動いた。動きはまだ加速するだろう。明確なのは、自由主義陣営の多くが中露包囲に動いている事だ。
岸田文雄首相は12日、欧州連合(EU)との定期首脳協議を官邸で開催した。ウクライナ侵攻を続けるロシアに対し、日本とEUが協調して強力な制裁を実施するとともに、ウクライナ支援を拡充する方針を確認。写真は、定期首脳協議を前に、記念撮影で笑顔の(左から)EUのミシェル大統領、岸田首相、フォンデアライエン欧州委員長=12日午前、首相官邸 参照記事
コメント
ポーランド等が武器をどんどん(?)提供するのも驚きだった。
ソ連時代に多くの国から恨まれたということでしょう。清、中国はどうなんだろう。ソ連よりは内に閉じこもっていた様な。
一説では前線を回って負傷するほど頑張ったのに・・・。w
略
プーチン大統領らが参謀総長について相談か
ウクライナ大統領の軍事顧問であるオレクシー・アレストビッチ氏によれば、先日プーチン大統領とその側近が、ロシア軍参謀総長のヴァレリー・ゲラシモフ氏について相談したという。
そこではウクライナでロシア軍の苦戦が続く中、引き続きゲラシモフ参謀総長に、ロシア軍を指揮することを許可すべきかどうかが話し合われたそうだ。
その結果、ゲラシモフ参謀総長が解任されたとみられ、そのことを示唆する「予備情報」がもたらされたそうだ。しかし解任について公式な報告は確認はされていない。
ゲラシモフ参謀総長は、5月9日に行われた対ナチス戦勝記念日のパレードを欠席しており、このことから軍の上級司令官の粛清に関する憶測が広がっていた。
また先日は、ゲラシモフ参謀総長がウクライナのイジュームにある最前線を視察し、その際攻撃を受け、負傷したとの情報も流れていた。
そしてプーチン大統領は、ウクライナでの戦果がないため、失敗の責任を軍幹部に負わせ、粛清を計画しているのではないかとの憶測も飛び交っていたという。以下略
スウィッチニュース 5/13 ロシア軍のゲラシモフ参謀総長が解任か?スケープゴートにされた可能性
スターリンが死んだとき、秘密警察の親玉べリアが他の閣僚の弱味を握っていたことから後継になりかけたが、恐怖に駆られた弱者連合がべリアを
銃殺隊の前に立たせて昇天させ虎口を脱したという。ぷーちん大帝も調子こきすぎるとべリアと同じ運命をたどるような悪寒がする。w


南オセチアが騒がしくなるのも困ると感じるプ。さまよい始めた。核さえ使わなければ・・・参謀総長はどこに行ったのだろう。