ロシア軍が包囲し、激しい攻撃を続けるウクライナ南東部マリウポリの製鉄所で、新たに50人の市民が避難した。マリウポリの製鉄所では、6日も人道回廊が設置され、両国の発表によると、女性や子どもを含む、あわせて50人がバスなどで避難した。一方で、ウクライナ側は、避難用の車両が攻撃を受けたと主張していて、ロシア側の停戦違反で退避が遅れていると批判している。7日も避難は続けられる見通しだが、製鉄所には数百人の民間人がいるとみられていて、どこまで市民の退避が進むかが焦点。

ac-map-russian-flagship-admiral-makarov-on-fire-1Admiral-Makarov-690x362一方、複数のウクライナメディアは6日、ロシアの黒海艦隊のフリゲート艦(対潜・防空能力を有し、揚陸部隊、補給部隊、商船団等の護衛を任務とする艦をいう。母港はクリミア半島のセヴァストポリSevastopol)「アドミラル・マカロフAdmiral Makarov」が、スネーク島近くでミサイル攻撃を受けたと伝えた。一部のメディアは、撃沈や炎上の情報を伝えているが、ロシア側からの発表はない。事実であれば、4月に沈没した巡洋艦「モスクMakarov-frigate-shadow-1.29fa8eワ」に続く打撃となる。ウクライナ軍が対艦ミサイル「ネプチューン」で攻撃したとの情報もある。  周辺の空域にはロシア空軍が旋回していて、船の救援のためクリミア半島からロシアの救助部隊が出動したと報じられている。 参照記事 映像 英文記事 参照記事 英文記事:Ukraine May Have Attacked Russian Frigate Near Snake Island 過去ブログ:2022年4月露は首都キーウへのミサイル空爆強化 巡洋艦で27人死亡?