FireShot Webpage Screenshot #1196 - 'Russian army2022年3月12日:ロシアによるウクライナ南部、北部の一部への攻撃は、戦後14日目の3月9日に、「人道的回廊」を通じて包囲されたウクライナの都市から市民を安全に逃がすための停戦合意によって保留されているが、防衛専門家は、ウクライナ北部のキエフ(キーウ:Kyiv)に向かうロシア戦車の40マイル(約64km)にわたる車列は運命づけられていると指摘している。
バルト安全保障財団の上級防衛専門家であるグレン・グラント氏Glen Grant, a senior defence expert at the Baltic Security Foundationは、ニューズウィーク誌に対し、ウクライナの気温は今後数日で低下し、これらの戦車に乗った兵士は凍死する可能性があると語った。さらに彼は、車両のエンジンをオンにしなければ、これらの戦車はロシア軍にとって『冷蔵庫』と化すかもしれないと強調した。英文記事 
246710-russian-tanks3月10日付メディアは、過去5日間で、ロシア軍が北東部戦線を80 km以上前進し、ウクライナの首都に接近したと報じている。最新の報告によると、ロシアの戦車の一部は市の境界から東にわずか数キロの場所に迫り、キエフはまもなく包囲される可能性がある。しかし路上のロシア軍は現在悲惨な状態にある。レポートによると、東ヨーロッパでの顕著な寒波は、キエフとハリコフ周辺を週の半ばに一晩で気温が-10℃に下がる可能性があることを意味し、風が冷えると-20℃まで下がることがある。写真は破壊されたロシア戦車。
2s2.reutersmedia.net s2.reutersmedia.netこれまでウクライナの強固な抵抗はかなりのインパクトがあったが、抵抗とは別に、ロシア軍は機械トラブルや燃料供給の問題に直面したことが把握されている。現在、氷結した状況は、ロシア兵にとってさらに状況を悪化させると予想されている。GIF画像:2月24から3月10日までの、ウクライナでのロシア占領地域の変遷

s2.reutersmedia.nets4.reutersmedia.net同メディアは、気温が下がっているため戦車は「40トンの冷凍庫」に過ぎなくなるという元英国陸軍少佐ケビン・プライス氏の言葉を引用し、ロシア兵に北極圏型の戦いが可能かどうか重点を置いている。プライス氏は、3月のこのような低温は、「信じられないほど厳しい」ものになると述べた。映像:ウクライナの戦場の猫
また、上記のグラント氏は、戦車は「エンジンをかけていなければ、夜間はただの冷蔵庫だ」と述べている。現状では、キエフ郊外のロシアの車列は、燃料不足のため、むやみにエンジンをかけるわけにはいかない。同氏はニューズウィーク誌に、「車に乗っていれば殺されるのを待っているようなものだから、ただ座って待っているわけにはいかない。彼らは馬鹿ではありません。」と述べた。英文記事
000_1N414Kbeer-bombs-comp、、、動けない[40トンの冷蔵庫]は無人攻撃機、ドローンの標的で、ウクライナ軍は市販のドローンをかき集め、一部フィンランドなどからの支給も得て攻撃と監視に使用している。トルコから購入(過去に50機とも)してあった攻撃無人機Turkish combat droneバイラクタル TB2: Bayraktar TB2と合わせ 攻撃映像 映像 映像 、一般のドローンを改造して火炎瓶を投下するなどの攻撃をしているとの報告がある。英文記事と映像   写真集 参考:ロシア戦車を破壊したウクライナ軍のトルコ製ドローンの映像が話題に  Ukrainians develop drone that drops Molotov cocktails
8030be0a、、、、21世紀になっても、全体主義的(Totalitarianism)国家では文民統制:シビリアン・コントロールcivilian controlが効かず、いち大統領が戦争を決断実行できるという現実を見せつけられた。プーチンがもし、ロシアを世界の大国の座に復帰させたいと考え、そのために、ロシアの影響力を世界に拡大させると同時に、アメリカの力を削ごうとして武力行使したのなら、残念にも同じ発想を是とする自称大国がアジアにもあることを世界は再認識すべきだ。 参考:標的はバルト3国、「ユーラシア主義」から見えるプーチンの次の一手 過去ブログ:2022年3月プーチンの勝手な決めつけとクリミア半島併合に対する失策

nappi11 at 00:02│Comments(5) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

コメント

1. Posted by POPPO   2022年03月13日 00:54
露助の戦車がボコボコにされているのは1939年のフィンランドとの冬戦争の再現フィルム。戦場写真では放棄された車両や戦車が道路上に折り重なっていた。w
ナポレオンもボロボロにされた冬将軍の大活躍でソ連軍の戦車部隊はカチンカチンに凍り付き、夜たき火で暖を取るとシモ・ヘイヘを筆頭とする狙撃手たちに襲われ恐怖に駆られて壊滅敗走。w
奇しくもその時のソ連軍は南方のウクライナで動員された兵隊さんが主力。フィンランドのあまりの寒さに戦意喪失、車両や戦車や装備を捨ててさっさとご帰還しましたとさ。w
2. Posted by 甲東   2022年03月13日 07:10
首を捻ることが多くある。軍のサボタージュの様なことがあるのだろうか。プーチンも今、首を切る根性無しとか・・・あるロシア研究者が言っていたが、歴史的にロシアの軍は非常時には、クーデターを起こすのでは無く、静観すると。
第2次大戦時の話しだが、1つの部隊の3割の人間が死亡等により動けなくなると、その部隊に与えられた初期目的は達成できないらしい。
3. Posted by 甲東   2022年03月13日 11:16
イスラエルが仲介をするという噂が流れている。筋が悪い。自分のことしか考えない国が・・・プーチンに何かを要求したら、仲介を条件に出された程度のことだろう。ユダヤ同士で頑張りやー、とか。
4. Posted by 甲東   2022年03月13日 20:54
イラクのアルビルにイランからミサイルが撃ち込まれた。ヒズボラは、アルビルにあるイスラエル諜報機関の基地を狙った、と言っていると。
何故か、あちこちでイスラエルの名前が出てくる・・・クルドとのつながりは昔から言われているが、不吉な。
5. Posted by 甲東   2022年03月14日 06:33
最近、イランとサウジは関係改善のための協議を続けていたが、イランがこの協議を一方的に中断したと。核交渉もロシアのチャチャで中断になった。そしてアルビルへのミサイル。
イランはプーチンと何か画策しているのか・・・カスピ海で直ぐつながる。

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