
「石油王」とも呼ばれたホドルコフスキー氏はテレビ局「フランス24(France 24)」のインタビューで、プーチン氏は「被害妄想」が高じて「感情的」にウクライナ侵攻を命じたと指摘。「自殺行為だ。(首都)キエフや(東部の都市)ハリコフ(Kharkiv)を制圧できても、ウクライナに勝利することはできない。自らの終わりを速めている」と話した。 最終的にはロシア経済の破綻に伴い、1、2年後にはプーチン政権は崩壊すると予測した。
ホドルコフスキー氏はユコスの社長時代、プーチン氏とも面識があった。しかし、プーチン氏を批判したことから容疑をでっち上げられ(脱税と窃盗)、逮捕されたと言われている。2003年から13年まで収監されていた。同氏は、プーチン氏はウクライナに侵攻しさえしなければ生涯権力の座にとどまるほどの権勢だったが、今や「歴史的な」過ちを犯したと語った。プーチン氏は20年以上権力の座にあり、周囲は怖くて真実を伝えられなくなっていたため、ウクライナの抵抗を見くびっていたと指摘。「花束で迎えられるとでも思っていたのだろう」と突き放した。参照記事同氏は2022年2月6日のインタビューで、「プーチン一派は、英国の政治体制に違法に圧力をかけるために金を使う。そしてこれは、直接、間接、法律事務所経由、ロビー活動企業経由、政治家に直接影響を与えるなど、さまざまな形で行われている」と述べ、ロシアがウクライナへ侵攻する危険な兆候が、ここ数年で最も高まっており、西側はこれと戦う事が重要だと指摘していた。英文記事
、、、、奇しくも筆者の推論と同じで、プーチンの決断が論理的にも状況的にも説明がつかないので、被害妄想と断定したが、どうやら当たっていた部分が在るようだ。それ程にプーチンの決定は突飛であり、全く何の正義も得も無い無謀としか言いようがないものだ。ロシア国内向けには盛んにウクライナのナチ民族主義撲滅を言い立てているが、ドンバス地域から彼らを排除すれば済むことで、ウクライナ首都攻略、全土への空爆、侵攻の必要など全くないのだ。その異常さに、病気説が出るのも無理からぬことだろう。 参考:各国リーダーが漏らしていたプーチン大統領の“異変” 「パーキンソン病」疑惑も ロシア政治専門家 プーチン重病説に自身の推測語る


ロシアマネーと原油・天然ガス欲しさに、西側はプーチン氏の暴走に目をつぶり続けてきた。プーチン氏批判の急先鋒だったロシア人ジャーナリスト、アンナ・ポリトコフスカヤさん殺害、リトビネンコ氏暗殺、2008年のグルジア(現ジョージア)紛争、14年のクリミア併合とウクライナ東部紛争、18年の市民が巻き添え死した元二重スパイ父娘暗殺未遂事件でも西側はプーチン氏を追い詰めるような制裁は控えてきた。
マリーナさんは「プーチン氏は以前からレッドライン(越えてはならない一線)を越えていたと思う。しかし西側はプーチン氏の攻撃を恐れていたため協力しようとしてきた。彼がどんなひどいことをしてもロシアとのビジネスは通常通り行われてきた」と批判する。
「プーチン氏は西側が弱く、団結してロシアに対抗できないと思い込んできた。彼は自分のしたいようにできると判断した。しかし今回は違う。そんな時代は終わったのだ。彼は大きな間違いを犯した」 しかし「今、西側はやるべきことをすべてやっているが、以前に行うことができたはずだ。何度もチャンスを逃してきた。クリミア併合、ウクライナ東部紛争に対する制裁も十分ではなかった。もっと断固とした措置をとっていればウクライナで今起こっているような事態は回避できたかもしれない」とマリーナさんは言う。、、、参照記事 参照記事 参照記事 英文記事 英文記事 過去ブログ:2018年3月英国でロシア人の不審死や暗殺未遂相次ぐ>ノビチョク使用も 2017年3月ウクライナで大規模な爆発、ロシアの破壊工作?暗殺も 2010年11月ロシア 裏切り者へ暗殺指令!
コメント
”ウラジーミル・プーチンが2005年12月にロシア連邦本局でのあいさつで語った言葉”(注釈)
「KGBの男」中央公論社、ベン・マッキンタイアー著
目的の為には手段を選ばない組織の出身者はいまだに現役のKGBのつもりのよう。w
猜疑心がパラノイアレベルまで亢進した挙句、病的行動に走る。男は10メートル以内には近づけないそうだ。w
耳が遠くなったら大変。w
中国の国旗をつけてロシアを爆撃すりゃいいじゃないか、と言っているらしい。
彼が責任者だったら、ウクライナを無視していたに違いない。